土地抜き2500万の注文住宅の実例・間取り!実際に家を建てるための費用

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これから注文住宅を建てるときに、まず知りたいのは自分たちの予算でどのような家を建てられるかですよね。マイナス金利政策が終了したこともあり、できるだけ予算を抑えたいけど、それでは小さな家しか建てられないのではないかと心配している人もいるかと思います。

そこで、ここでは比較的リーズナブルな価格帯である「土地抜き2500万の家」を建てる場合に、どのような広さや間取りになるのか、いくつかの実例を紹介します。注文住宅で家を建てたいけど、具体的にどのような家になるのか知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

土地抜き2500万の注文住宅の実例

まずは土地抜き2500万の家だとどのような家になるのか、suumoの実例をエリア別で見ていきましょう。

東京都!土地抜き2500万の実例

坪単価:84.8万円

suumo

本体価格2,450万円
延床面積95.58m2 (28.9坪)
敷地面積98.42m2 (29.7坪)
間取り3LDK+小屋裏収納
家族構成家族4人
竣工年月2023年1月
工法木造軸組
会社名TAINN DESIGN
所在地東京都国分寺市
参照元SUUMOで無料剃談

坪単価:83.6万円

suumo

本体価格2,500万円
延床面積98.95m2 (29.9坪)
敷地面積115.02m2 (34.7坪)
間取り3LDK
家族構成家族3人
竣工年月2016年7月
工法木造軸組
会社名小嶋工務店
所在地東京都国分寺市
参照元SUUMOで無料剃談

坪単価:80.1万円

suumo

本体価格2,570万円
延床面積106.08m2 (32.0坪)
敷地面積97.45m2 (29.4坪)
間取り3LDK+シアタールーム
家族構成家族4人
竣工年月2022年2月
工法木造軸組
会社名ディーハウス
所在地東京都清瀬市
参照元SUUMOで無料剃談

坪単価96.1万円

suumo

本体価格2,400万円
延床面積82.62m2 (24.9坪)
敷地面積103.31m2 (31.2坪)
間取り3LDK
家族構成家族3人
竣工年月2021年2月
工法木造軸組
会社名ムクヤホーム
所在地東京都杉並区
参照元SUUMOで無料剃談

坪単価90.2万円

suumo

本体価格2,385万円
延床面積87.48m2 (26.4坪)
敷地面積88.89m2 (26.8坪)
間取り3LDK+ロフト
家族構成家族4人
竣工年月2023年9月
工法木造軸組
会社名TAINN DESIGN
所在地東京都杉並区
参照元SUUMOで無料剃談

神奈川県!土地抜き2500万の実例

坪単価:88.3万円

suumo

本体価格2,565万円
延床面積96.05m2 (29.0坪)
敷地面積110.00m2 (33.2坪)
間取り2LDK+S
家族構成家族4人
竣工年月2022年10月
工法木造軸組
会社名リブート
所在地神奈川県綾瀬市
参照元SUUMOで無料剃談

宮城県!土地抜き2500万の実例

坪単価:66.6万円

suumo

本体価格2,500万円
延床面積124.10㎡(37.5坪)
敷地面積300.21㎡(90.8坪)
間取り2LDK
家族構成夫婦
竣工年月2019年2月
工法木造軸組
会社名大東住宅
所在地宮城県
参照元SUUMOで無料剃談

坪単価:63.4万円

suumo

本体価格2,500万円
延床面積130.40㎡(39.4坪)
敷地面積264.47㎡(80.0坪)
間取り4LDK
家族構成夫婦
竣工年月2019年5月
工法木造軸組
会社名アイフルホーム
所在地宮城県
参照元SUUMOで無料剃談

福岡県!土地抜き2500万の実例

坪単価:69.5万円

suumo

本体価格2,500万円
延床面積119.00㎡(35.9坪)
敷地面積241.00㎡(72.9坪)
間取り4LDK
家族構成家族5人
竣工年月2016年4月
工法木造軸組
会社名井上技建
所在地福岡県古賀市
参照元SUUMOで無料剃談

土地抜き2500万の家はミドルコスト住宅

土地抜き2500万の家は、コンパクトで暮らしづらいのではないかと不安に感じていた人も、実例を見て「思ったよりも普通の家かも」と驚いたのではないでしょうか。

2022年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅の建設費は3,715.2万円となっており、2500万の家はそれよりも1,200万円も安いことになります。

住宅金融支援機構

ただしこの建設費には付帯工事費や諸経費なども含まれており、本体価格は建設費の70%程度が相場になります。

岩井佑樹
岩井佑樹

3,715.2万円の70%ですので、注文住宅の本体価格は約2,600万円が相場ということになります。

さらに約2,600万円というのは平均値であり、中央値はもう少し安くなると考えれば、2500万の家は典型的なミドルコスト住宅ということになります。

そこで、ここではミドルコスト住宅がどのような家になるのか、その特徴について解説していきます。

2500万の家の特徴

ミドルコスト住宅のデザインや機能性は、ハウスメーカーや工務店ごとの個性が出やすいといった特徴があります。ハイコスト住宅であれば、最高品質の資材や設備を導入できますが、ミドルコスト住宅はすべてを採用できないため、メリハリをつける必要があるためです。

すべてをスタンダードな資材や設備で統一するハウスメーカーもあれば、個性的なデザインや建物の機能性を重視するハウスメーカーもあります。

岩井佑樹
岩井佑樹

このため、2500万の家を建てる場合には、業者選びがとても重要になってきます。

ちなみにミドルコスト住宅の業者は大手ハウスメーカーのようにTVCMなどの宣伝していないため、広告宣伝費が抑えられて、コストパフォーマンスが高い傾向にあります。それでいてスタッフのコミュニケーション能力が優れており、依頼者の要望を形にするのが上手いといったメリットもあります。

ローコスト住宅との違い

注文住宅の中にはローコスト住宅といって、1000万円台で家を建てられるハウスメーカーや工務店があります。そんなに安く建てられるならローコスト住宅のほうがいいかもと思うかもしれませんが、もちろん価格以外の違いもあります。

  • 2500万の家のほうがローコスト住宅よりも間取りの自由度が高い
  • ローコスト住宅は標準装備が少ない
  • ローコスト住宅は薄利多売なので営業担当が忙しい

この中で最も重要なのが間取りの自由度です。ローコスト住宅は規格品を使っているので、間取りを変更できないケースがほとんどです。さらにローコスト住宅の営業担当は、忙しくてレスポンスが遅い傾向にあります。

ハイコスト住宅との違い

家は人生における最大の買い物ですので、信頼できるハウスメーカーで建てたいという人もいるかと思います。ところが、そのようなハウスメーカーが手掛ける注文住宅の多くがハイコスト住宅で、ほとんどの人が予算オーバーとなります。

  • ハイコスト住宅のほうが間取りの自由度が高い
  • ハイコスト住宅は鉄筋コンクリート造なども選べる
  • 2500万の家のほうが工期は短い

間取りの自由度も、設備の充実度もハイコスト住宅のほうが優れており、満足度だけなら間違いなくハイコスト住宅のほうが優れています。ただし、予算オーバーした場合には月々の返済で生活が苦しくなりますし、さらに工期が長いというデメリットもあります。

それに比べて2500万の家はスタンダードであるため、とてもバランスに優れており、あらゆる面で破綻しにくいことから、はじめての家づくりにおいては理想形といえます。

大手ハウスメーカー9社の坪単価はこちら!

社名坪単価詳細リンク
三井ホーム60~100万円詳細公式
へーベルハウス70~100万円詳細公式
トヨタホーム70~110万円準備中公式
ミサワホーム60~90万円詳細公式
セキスイハイム60~90万円詳細公式
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積水ハウス60~70万円詳細公式
ダイワハウス65~95万円詳細公式
パナホーム60~100万円詳細公式

土地抜き2500万の注文住宅の建築費用

注文住宅を建てる際に、建物価格の他にも費用が発生するとお伝えしましたが、土地抜き2500万の家を建てる場合に、どれくらいの費用が必要になるのかを見ていきましょう。

注文住宅の費用は、4つに分類できます。

  • 建物価格
  • 付帯工事費
  • 諸経費
  • 土地取得費用

それぞれの費用について、どのような金額になるのか見ていきましょう。

建物価格

建物価格は、仮設工事や基礎工事など、建物の建築にかかるすべての費用の合計で、総費用の約70%が建物価格になります。

岩井佑樹
岩井佑樹

土地抜き2500万の家の場合には、建物価格が2,500万円ですので、総費用は約3,571万円という計算になります。

付帯工事費

付帯工事費は建物以外の工事にかかる費用で、たとえば駐車場や門などの外構工事費用が該当します。さらに水道管やガス管を引き込む場合に発生する費用も、付帯工事費に分類されます。

岩井佑樹
岩井佑樹

一般的には総費用の10〜25%とされていますので、土地抜き2500万の家の付帯工事費は357万〜893万円となります。

諸経費

家を建てるときには以下のような諸経費が発生します。

  • 印紙税
  • 登録免許税
  • 不動産取得税
  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 消費税
岩井佑樹
岩井佑樹

他にも火災保険料やローン保証料なども必要で、総費用の10%程度が諸経費になります。土地抜き2500万の家であれば、約357万円の諸経費がかかる計算になります。

土地取得費用

すでに土地を持っている場合には、土地を購入するのに費用が発生しませんが、新しく土地を購入するという場合には、土地の購入代金や造成費用、購入手数料などの土地取得費用が必要になります。

岩井佑樹
岩井佑樹

土地取得費用は地域によって異なりますが、「2022年度 フラット35利用者調査」では、1499.5万円が全国平均となっています。

2500万の家の毎月返済額

2500万の家を建てる場合にかかる費用を把握できましたので、次に毎月の返済額がいくらになるか見ていきましょう。

土地総費用総返済額総返済額
購入代金あり5,071万円5,370万円約12.7万円
購入代金なし3,571万円3,781万円約9万円
条件

土地取得費用:1,500万円

借入期間:35年

頭金:なし

ボーナス返済:なし

金利(年利):0.33%

土地購入が必要な場合でも、毎月の返済額が約12.7万円ですので、それほど無理のない返済金額になっていることがわかります。ただし2500万の家でも、オプションをつけるなどして追加費用が発生した場合には、月々の返済額が膨らみ、生活を圧迫することになるのでご注意ください。

満足度の高い2500万の家を建てるポイント

土地抜き2500万の家を建てる場合、予算オーバーにならないように注意しなくてはいけないとお伝えしましたが、満足度の高い家づくりにするためには、他にもいくつかのポイントがあります。

  • 注文住宅に求めるものに優先順位をつける
  • できるだけシンプルなデザインを選ぶ
  • 複数のハウスメーカーや工務店の提案を比較する
  • 親身になって相談に乗ってくれる業者に依頼する

この4点が、2500万の家を建てるときのポイントになります。それぞれのポイントごとに詳しく解説します。

注文住宅に求めるものに優先順位をつける

土地抜き2500万の家は、すでにお伝えしましたようにミドルコスト住宅という位置づけになり、スタンダードな設備を採用しています。もしこだわったキッチンにしたい場合には、どこか別の設備のランクを下げるなどして、メリハリのある予算配分をしなくてはいけません。

岩井佑樹
岩井佑樹

まずは注文住宅に求めるものを家族でリストアップして、それに優先順位をつけてください。

そして予算オーバーしないように、優先順位の高い要求に予算を使うようにしてください。反対にリストアップされていないものは、グレードをできるだけ下げて、予算を確保しましょう。

できるだけシンプルなデザインを選ぶ

注文住宅はシンプルであればあるほど安く抑えられます。まずは外観の凹凸をできるだけなくして、設備も多機能なものではなくシンプルなものを選んでください。コストダウンになるだけでなく、見た目もすっきりとして飽きることのないデザインになります。

また、多機能なものは故障リスクが上がるので、シンプルな機能に絞った設備にすることで、修繕費用を抑えられるといったメリットもあります。

複数のハウスメーカーや工務店の提案を比較する

ミドルコスト住宅はハウスメーカーや工務店の個性が出やすいため、同じ間取りでもまったく違った家に仕上がります。このため、最初から1社に絞るのではなく、できれば複数社に相談して、それぞれの提案を比較してください。

複数の間取りや設備を比較することで、自分たちの理想が具体的になり、どのような家で暮らしたいのかを明確にイメージできるようになります。さらに家族間でイメージの共有がしやすくなり、家族全員が満足できる家づくりになります。

親身になって相談に乗ってくれる業者に依頼する

複数のハウスメーカーや工務店に提案依頼したら、その中から最も親身になって相談に乗ってくれた業者を選びましょう。もちろん提案が気に入っていることが前提になりますが、不満がある設備や仕様に関しては、後から詰めていくことも可能です。

担当者と一緒になって家づくりを進めていけることが、満足度の高い家づくりに欠かすことができない条件です。間取りや価格も重要ですが、「この人と一緒に家を建てたい」と感じた担当者のいる業者に依頼しましょう。

まとめ

土地抜き2500万の家というと、かなりコンパクトな家をイメージするかもしれませんが、実際には平均的な価格帯の注文住宅になります。ただし、平均的なのは価格だけで、ハウスメーカーや工務店の個性が出やすいといった特徴があります。

このため同じ間取り、同じ予算でも、見た目や設備が大きく異なります。最初から1社に絞って家づくりを進めるのではなく、できるだけ複数社に相談して、いくつもの提案を比較しながら、自分たちの理想を具体的にしていきましょう。

また、家に求める設備や機能などに優先順位をつけて、必要とする部分に予算を多く配分するようにしましょう。そうすることでメリハリのある自分たちだけの家に仕上がります。このとき、できるだけ信頼できる業者に依頼するというのも忘れず、満足度の高い注文住宅を目指しましょう。