ファミリークローゼットはいらなかった?後悔・失敗の理由を見てから決めよう

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家事動線や生活動線を効率化できるということで、ファミリークローゼットのある間取りにしている注文住宅が増えつつありますが、導入したものの「いらなかった」と後悔している人も少なくないようです。便利になるはずの設備なのに、なぜ後悔しているのか気になりますよね。

そこでここでは、ファミリークローゼットのある間取りに対して、どのような後悔や失敗があるのかについて詳しく解説していきます。これから注文住宅を建てるときに、ファミリークローゼットを付けるかどうかで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

ファミリークローゼットを「いらなかった」と後悔した6つの理由

まずはファミリークローゼットのある間取りにしたのに、結果的に「いらなかった」と後悔している理由について見ていきましょう。人によって後悔している理由は異なりますが、多くのケースで共通しているのが下記の6点です。

  • 理由1.収納スペースが不足して入りきらない
  • 理由2.家族構成の変化により必要なくなった
  • 理由3.思春期になった子どもが使わなくなった
  • 理由4.デッドスペースがたくさんある
  • 理由5.間取りを間違えてアクセスしづらい
  • 理由6.広くしすぎてリビングやキッチンが狭くなった

それぞれの後悔した理由について、詳しく見ていきましょう。

理由1.収納スペースが不足して入りきらない

ファミリークローゼットを設置するときに、間取りの関係で希望しているよりもコンパクトなサイズになってしまい、収納スペース不足になるケースがよくあります。希望どおりのサイズであっても、子どもの成長により衣類が増えていき、収納しきれなくなったケースもあります。

ファミリークローゼットがあるからといって、各部屋にクローゼットを配置していない注文住宅も多く、この場合には後付けタイプのクローゼットを追加購入しなくてはいけません。ムダな出費が発生する上に、部屋も狭くなって後悔しているという声がいくつもあります。

理由2.家族構成の変化により必要なくなった

子どもが独立したことで保管する衣類が減ってしまい、ファミリークローゼットが必要なくなるケースもあります。ファミリークローゼットは間取りの中心にレイアウトすることが多く、使われていないスペースが家の真ん中にあることに対して、不満を感じている人もいます。

子どもが独立したあとにリフォームすることが前提になっていれば、それでも問題ありませんが、実際には多くの人が同じ間取りで生活を続けます。将来の生活を考えずに設置した結果、「やっぱりいらなかったなぁ」となっています。

理由3.思春期になった子どもが使わなくなった

子どもが小学生のうちは、まだファミリークローゼットで着替えてくれますが、思春期になると親や他の兄弟姉妹に見られるのが恥ずかしくなって、使わなくなるという家庭が多いようです。子どもは自分の部屋で着替えることになるので、とても不便な思いをすることになります。

その結果、子どもは自分の衣類を自分の部屋で管理するようになるのですが、部屋にはクローゼットもなく、これまで自分で収納したことがないので、部屋が散らかってしまう原因になります。しかも洗濯物は部屋まで親が運ぶことになり、ファミリークローゼットの利便性が損なわれてしまいます。

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理由4.デッドスペースがたくさんある

ファミリークローゼットはコーナー部分に衣類を掛けると取り出しにくくなり、どうしてもデッドスペースになりがち。ファミリークローゼットそのものには満足していても、デッドスペースができてしまったことで、間取りをもっと考えるべきだったと後悔している人も少なくありません。

間取りを決める段階で、ファミリークローゼットのメリットやデメリット、実際の使い勝手などをしっかりと検討していないと、このような失敗が発生します。ただの憧れだけでファミリークローゼットを導入しないように気をつけましょう

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理由5.間取りを間違えてアクセスしづらい

注文住宅は自分で間取りを決めることができますが、他の設備の使いやすさを優先した結果、ファミリークローゼットをアクセスしづらい場所にレイアウトすることになることがよくあります。そうなるともちろん使い勝手の悪さを感じることになります。

ファミリークローゼットの使い勝手は間取りで決まると言っても過言ではなく、どの場所からもアクセスしやすい場所に配置することが必須です。どこにレイアウトすればいいのかは後ほど詳しく解説しますので、ここでは間取りのミスが後悔につながると覚えておきましょう。

理由6.広くしすぎてリビングやキッチンが狭くなった

狭くて後悔しているというケースとは反対に、広すぎて後悔しているケースもあります。ファミリークローゼットのサイズを広くすることで、リビングやキッチン、その他の設備のスペースが圧迫されてしまい、狭さを感じながら生活することになるためです。

大は小を兼ねるからといって、必要以上に大きなファミリークローゼットを設置すると、それだけ住空間にゆとりがなくなってしまいます。ファミリークローゼットの快適さは、生活空間の快適さとトレードオフの関係にあることを覚えておきましょう。

ファミリークローゼットがあると生活にゆとりが生まれる

ファミリークローゼットのある間取りにして後悔している理由がわかると、これから建てる注文住宅も、ファミリークローゼットはなくてもいいかもなんて思いますよね。でも、その判断をするのはもう少し待ってください。

そもそもファミリークローゼットには下記のようなメリットがあり、人によってはその恩恵により生活にゆとりを持たせることが可能になります。

  • リビングや個室がすっきりする
  • 個室ごとにクローゼットを付けるよりコストダウンになる
  • 生活動線や家事動線を効率化できる
  • 衣類をシェアしやすくなる

まずリビングや個室から衣類がなくなるので、見た目がすっきりします。しかも個室ごとにクローゼットを付けるよりも、1ヶ所にまとめたほうがコストダウンにもなります。もちろん生活動線や家事動線が効率化されて、日々のストレスを軽減できるといったメリットもあります。

他にも、家族間での衣類のシェアがしやすくなり、親子や兄弟姉妹でのコミュニケーションが増えるといった効果も期待できます。これだけのメリットがあるなら、ファミリークローゼットのある間取りも検討する価値はありますよね。

そこで次章では、ファミリークローゼットのある間取りで失敗しないために、どのような点に注意すればいいのか詳しく解説していきます。

ファミリークローゼットの間取りで失敗しないためのポイント

ファミリークローゼットのある間取りにしたいけど、他の人と同じように後悔するのではないかと思って悩んでいる人もいますよね。そこでここでは、間取りを決めるときに失敗しないように注意すべきポイントをまとめてご紹介していきます。

どこからでもアクセスしやすい場所に配置する

ファミリークローゼットは生活の中心となる場所に配置しましょう。どこからでもアクセスしやすい間取りにすることで、洗濯した衣類を運び込みやすく、着替えるときのストレスも最小限に抑えられます。反対にアクセスしづらい場所に配置すると、自然と使われなくなります。

おすすめの間取りはランドリールームの近くで、ランドリールームに隣接させると洗濯物をすぐに収納できるので洗濯の家事動線を最短にできます。ただし、ランドリールームに隣接させることで、寝室や子ども部屋から遠くなってしまうのはNG。あくまでもどこからでもアクセスしやすいことを最優先して、間取りを決めましょう。

着替えスペースを確保する

思春期になった子どもは、家族とはいえ他の人に見られるのが恥ずかしくて、ファミリークローゼットで着替えるのを嫌がるようになります。それを回避するためにファミリークローゼットもしくは、その近くに着替えスペースを設けましょう。

目隠しになるカーテンが1枚あるだけでOKですが、着替えスペースを考慮しないで間取りを決めると、そのカーテン1枚設置するのも大事になります。間取りを決める段階で、どこを着替えスペースにするかを決めておきましょう。

鏡の取り付け場所を決めておく

ファミリークローゼットは着替える場所でもあるため、その日のコーディネイトを確認できるように全身鏡を設置する必要があります。ところが、鏡を取り付ける段階になって、どこにも取り付けるスペースがないことに気付いて後悔することがあります。

鏡はファミリークローゼットの必須アイテムですので、必ず間取りを決める段階でどこに取り付けるのか決めておきましょう。

ゆとりのある間取りにする

子どもが成長してくると衣類のサイズも大きくなりますし、高校生や大学生になると持っているアイテム数も増えてきます。そうしたときにファミリークローゼットから溢れ出さないように、ゆとりのある間取りになるよう意識しましょう。

また、ゆとりのある収納にしておかないと服を探すのも大変ですし、何よりも風通しが悪くなって、衣類の寿命が短くなってしまいます。スペースがあるからといって溜め込むのではなく、定期的に着なくなった衣類を処分するように心掛けてください。

センサーライトを設置する

ファミリークローゼットの照明は、センサーライトを採用しましょう。着替えることだけ考えてスイッチタイプの照明を選ぶ人もいますが、両手に洗濯物を抱えた状態だとスイッチを押すのが大変で、毎日ストレスを感じることになります。

また、ファミリークローゼットの照明をセンサーライトにすることで、誰かが消し忘れてしまうのを防げます。ファミリークローゼットは照明の消し忘れが多い場所のひとつですので、費用をかけてでもセンサーライトにしておきましょう。

間取りを比較して理想のファミリークローゼットを実現しよう

注文住宅の間取りを提案してもらうときに、最初から1社に絞って依頼する人もいるようですが、ファミリークローゼットのある間取りにする場合には、その方法はおすすめしません。必ず3〜5社に間取りを提案してもらい、住宅メーカーごとの間取りを比較しましょう。

1社の間取りだけではその間取りのデメリットに気づきにくく、提案されたまま家を建てた結果、使い勝手が悪くて後悔する可能性があります。3〜5社の提案があれば、それぞれのメリットやデメリットが見えてくるので、自分たちのライフスタイルに適した間取りもイメージしやすくなります。

ただし、複数の業者に依頼するのは手間も時間もかかってしまいます。そこでおすすめなのが、無料で複数の間取りを作ってくれるサービス「タウンライフ家づくり」です。

このサービスを使って間取り条件を伝えると、サービスに登録している複数の住宅メーカーが間取りを提案してくれるので、手間も時間もかけずにいくつもの間取り案が手に入ります。しかも相見積もりの状態になるため、相場よりも安く注文住宅を建てられます。

満足度の高いファミリークローゼットのある間取りを、リーズナブルな価格で手に入れたいのであれば、ぜひ「タウンライフ家づくり」経由で提案依頼してください。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

ファミリークローゼットは家族構成の変化や子どもの成長などにより、使わなくなる可能性が高く、後悔しやすい設備のひとつです。ただし、自分たちのライフスタイルに最適化したファミリークローゼットであれば、生活にゆとりを与えてくれます。

他の人が「いらなかった」と言っても、自分たちには便利な設備になることもあるので、最初から選択肢から外すのではなく、まずは間取りの比較検討から始めましょう。手間をかけずに複数の間取りを集めたいなら「タウンライフ家づくり」をご利用ください。

もちろん比較検討をした結果、ファミリークローゼットのない間取りにするのもOKです。大事なのはファミリークローゼットを設置するかどうかではなく、使い勝手のいい注文住宅に仕上げることですので、利用できるサービスは最大限に活用して、理想の間取りを手に入れましょう。