一条工務店の坪単価は45万〜80万円!30坪・35坪・40坪の総額はいくら?

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性能を重視した注文住宅を、リーズナブルな価格で提供してくれることで人気の一条工務店。全国各地に拠点があり、さらにはモデルハウスも充実し、最近では自宅で家づくりできるi-tabをレンタルするなど、積極的な展開で顧客を増やしています。

「家は、性能。」を掲げているだけあって、暮らし始めてからその良さを実感する人もいますが、一方で理想の家にできなかったという人もいます。ここでは、これから家を建てる人が後悔しないために、一条工務店で理想の家にできなかった理由について説明していきます。

一条工務店の坪単価

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一条工務店で注文住宅を建てるときの坪単価は45万〜80万円で、一般的な注文住宅の平均坪単価が70万円ですので、かなりリーズナブルに家を建てられることになります。安いだけでなく機能性も優れており、予算は限られているけど機能面で妥協したくない人を中心に人気があります。

ただし、坪単価が安くても外構工事などの費用が高額で、総額が高くなったのでは意味がありませんよね。そこでここでは、一条工務店で注文住宅を建てたときにかかる総額や、実際に家を建てた人がどれくらいの予算で建てたのかについてご紹介していきます。

坪数ごとの注文住宅価格

まずは一条工務店で注文住宅を建てた場合、建物の坪数ごとに、どれくらいの予算が必要になるのかを見ていきましょう。ちなみに総額は「建物本体費用(坪単価×坪数):75%」「付帯工事費+諸経費:25%」として算出します。

坪数建物本体総額
25坪1,125万〜2,000万円1,500万〜2,667万円
30坪1,350万〜2,400万円1,800万〜3,200万円
35坪1,575万〜2,800万円2,100万〜3,733万円
40坪1,800万〜3,200万円2,400万〜4,267万円
45坪2,025万〜3,600万円2,700万〜4,800万円
50坪2,250万〜4,000万円3,000万〜5,333万円

一条工務店なら35坪でも2,000万円台で注文住宅を建てることができ、低予算でも理想の家を手にすることができることがわかります。ただし、安いからといってオプションを追加していくと、他の大手ハウスメーカーと変わらない金額になるので気をつけましょう。

もっとも、大手ハウスメーカーでは予算オーバーで付けられない太陽光発電システムなどのオプションを手軽に導入できるのも一条工務店の魅力です。満足度の高い家づくりにしたいのであれば、多少予算を多めに確保しておくのがおすすめです。

商品別の坪単価と注文住宅価格

次に商品ラインナップごとの坪単価を見ていきましょう。ここでは坪数を40坪として、建物本体価格と総額も合わせてご紹介します。

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商品別坪単価建物本体総額
グラン・スマート メロウ ブラウン50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円
グラン・セゾン ブロッサム ホワイト50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円
グラン・セゾン ジャパンナチュラル50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円
i-smart II50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円
i-cube50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円
セゾンAタイプ50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円
セゾンFタイプ50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円
ブリアール50.0万〜60.0万円2,000万〜2,400万円2,667万〜3,200万円

ハウスメーカーによっては商品ごとに価格帯が異なりますが、一条工務店ではどの商品も坪単価は50万〜60万円に設定されています。40坪ならいずれも予算3,000万円程度で購入でき、最小構成で建てれば2,000万円台も可能です。

ここまで安いとなると、安物買いの銭失いになるのではないかと不安になる人もいるかもしれません。もちろん安いのには理由がありますので、その理由については後ほど詳しく解説していきます。ここではまず、一条工務店は予算3,000万円以下でも家を建てられると覚えておいてください。

一条工務店と良く比べられる大手ハウスメーカーの坪単価は以下です。

大手ハウスメーカー9社の坪単価はこちら!

社名坪単価詳細リンク
三井ホーム60~100万円詳細公式
へーベルハウス70~100万円詳細公式
トヨタホーム70~110万円準備中公式
ミサワホーム60~90万円準備中公式
セキスイハイム60~90万円詳細公式
住友林業70~100万円詳細公式
積水ハウス60~70万円詳細公式
ダイワハウス65~95万円詳細公式
パナホーム60~100万円詳細公式

一条工務店で注文住宅を見積もり人の実例

ここまでの説明で、一条工務店の注文住宅がいかに安いかを把握してもらえたかと思いますが、とはいえ気になるのは実際に家を建てた人の情報ですよね。そこで、ここでは実際に一条工務店で見積もりした人の坪単価や、支払総額などをご紹介していきます。

実例1

坪数28坪
間取り3LDK
建物本体2,117万円
坪単価75.6万円
総額2,533万円

実例2

坪数36坪
間取り4LDK
建物本体2,836万円
坪単価78.8万円
総額3,700万円

実例3

坪数28坪
間取り4LDK
建物本体2,464万円
坪単価88.0万円
総額3,023万円

いずれのケースも坪単価が75万円を超えており、想像していたよりも高いと感じた人もいるかも知れません。これは、建物本体価格が安いこともあって、オプションを追加しているケースが多いためです。

それでも他の大手ハウスメーカーよりも安く、収入が少なく住宅ローン審査が不安という人にもおすすめです。太陽光発電システムを導入しても3,000万円台で建てられるので、とにかく出費を抑えつつも快適な家を手に入れたい人は、一条工務店を選択肢に入れておきましょう。

一条工務店の注文住宅価格

まずは一条工務店の注文住宅が本当に安いのか、その価格についてお伝えします。一条工務店の坪単価は45万〜80万円と言われています。45万円/坪ならリーズナブルですが、80万円/坪となると大手ハウスメーカーとそれほど変わりません。

少し幅がありわかりづらいので、実際に一条工務店で見積もりをした人の価格例をいくつかリストアップしてみましょう。

商品別坪数建物本体総額
i-smart31.2坪2,014万円2,524万円
i-cube33.9坪2,123万円2,349万円
セゾン35.6坪2,188万円2,321万円
ブリアール35.6坪2,134万円2,238万円

建物本体価格と総額に違いがあるのは、オプション費用や申請費用、付帯工事費用が追加で発生するためで、さらにはここに10%の消費税が加わります。建物本体価格の坪単価は60万程度で、総額では70万〜80万円/坪となります。

モデルハウスでは営業担当が「一条工務店は坪単価が45万円くらい」と説明することもあるため総額で70万〜80万円/坪となると「高い」と思うかもしれませんが、注文住宅としては比較的低予算で建てることができます。

一条工務店の販売実績として、建物価格が2,000万〜2,500万円の注文住宅が中心になっていますので、予算としては2,500万円程度と考えておきましょう。ただし、i-cubeやi-smartといった高機能商品は魅力的なオプションが揃っていますので、10%くらい多めに予算を確保しておくと安心です。

一条工務店の価格が安い理由

一条工務店の注文住宅は耐震性能に優れ、他社にはない高気密・高断熱性能を有しています。一般的な注文住宅と比べると冷暖房費を80%もカットできるなど、高機能でありながらも大手ハウスメーカーよりも安い価格で家を建てることができます。

その理由としては徹底したコストダウンが挙げられますが、具体的には下記の2点が大きく影響しています。

  • 80%を自社工場で生産
  • 内装設備に自社製品を採用

なぜこれらが低価格につながるのか、それぞれ詳しく説明します。

80%を自社工場で生産

家を建てるのは現場だと思っている人も多いかと思いますが、一条工務店の注文住宅では80%を工場で生産します。工場で生産した壁パネルに断熱材や窓まで工場で組み込みます。これにより現地施工よりも高い品質を確保しつつも、効率的な作業によってコストダウンを実現しています。

従来の現地施工と比べると工期も短くなるため、人件費を抑えることもできます。いくら高機能でも値段が高すぎると購入できませんので、高い機能を維持しながらも、購入しやすい価格に抑えることを目指して製品開発した結果が、この自社工場での生産というスタイルです。

また、資材を少しでも安く作るために、工場の多くを人件費の安いフィリピンで製造しています。これも工場で生産するスタイルだからできることです。アメリカから安い木材を購入し、フィリピンで製造して日本に輸出する。一条工務店の低価格にはこのような仕組みによって成り立っています。

内装設備に自社製品を採用

一条工務店は自社工場で80%を生産しているとお伝えしましたが、生産しているのは壁パネルや窓、断熱材などの資材だけでなく、キッチンや収納、浴室なども自社製品を採用しています。もちろん人気の高いオープンキッチンを選ぶこともできますし、家事を楽にする食洗機付きキッチンも用意されています。

大容量の収納も人気があり、そのような内装設備に自社製品を採用することで、大幅なコストダウンを実現しています。これにより他社が高額オプションとして用意している床暖房や防犯サッシなども、リーズナブルな価格で提供してもらえます。

このように、一条工務店ではコストダウンのための工夫がされており、低価格で高品質な家を建てることができます。

編集部
編集部

ただし、このコストダウンが人によっては気になる点につながることもあり、建ててからの後悔につながるケースも珍しくありません

なぜコストダウンが後悔につながるのか、その理由について次章で詳しく説明します。

一条工務店を価格だけで選んではいけない理由

家を建てるには建物だけでなく土地の取得にもお金がかかりますし、新しい家具や家電を揃えたり、引越しをするのにもお金がかかります。予算がいくらでもある人なら問題ありませんが、ほとんどの人は、できるだけ安い価格で注文住宅を建てたいですよね。

そういう人にとって一条工務店は機能性と価格のバランスがよく、とても魅力的です。ただし、コストダウンを行っことにより、満足度が下がってしまう点もあります。そこで、建ててから後悔することのないように、ここでは一条工務店を価格だけで選んではいけない理由を説明していきます。

自由度が低くて思い通りの間取りにできない

一条工務店の気になる点は間取りの自由度が低いことにあります。これは2×6工法を採用しているのが最大の理由ですが、それだけではなく高い耐震性能や高気密・高断熱性能を維持することを優先するためにイレギュラーな依頼は「できない」と断るスタンスにあります。

標準の間取りから耐震性能や断熱性能が下がるような変更は、暮らし始めてからのことを考えて断っているのですが、こだわりがある人が依頼すると、あれもこれも「できない」と断られてしまって、自分の暮らす家なのに思い通りにならない歯がゆさを感じることになります。

とはいえ自由度が低いことで工場での生産性が上がり、家の価格が安くなっています。自由度が高いということは、イレギュラー対応が増えて生産効率が下がり、建物価格が上がります。一条工務店の家は間取りの自由度と引き換えに低価格を実現しています。

一条工務店を選ぶか他のハウスメーカーを選ぶかで迷ったら、自分がどちらを優先したいのかを考えましょう。どんな間取りでもあまり気にならないなら一条工務店を選び、予算も十分にあり、徹底的に間取りにはこだわりたいなら他のハウスメーカーを選びましょう。

個性のない外観や内装になる

資材や設備を自社工場で生産していることが価格の安さにつながっていますが、残念ながらそれらのデザインには個性や高級感がありません。シンプルで飽きないデザインと評価されることもありますが、安っぽさがありますし使い勝手もそれほど高くありません。

家を建てたばかりはどこを見ても新品できれいなのですが、時間の経過とともに見た目が劣化していき、さらには使い勝手の悪さにストレスを感じるようにもなります。見た目にこだわらないという人ならそれほど気にならないかもしれませんが、こだわる人にとってはかなりの気になる点になります。

購入するときは予算が気になるので「安く建てられるなら問題ない」としていても、暮らし始めると不便さばかり気になってしまうというのが、一条工務店に限らず安い価格の注文住宅を建てた人に共通する問題です。

一条工務店なら安く建てられるけど、本当にその設備やデザインで納得しているのかをよく考えて選ぶ必要があります。そのためには、一条工務店だけでなく他社の提案もチェックして、まずは時間をかけてハウスメーカー選びをしなくてはいけません。

満足度の高い注文住宅を建てるために、どのようにしてハウスメーカーを選べばいいのか、そのコツについて次章で解説していきます。

価格ではなく総合評価でハウスメーカーを選ぶ

ハウスメーカーを選ぶ時に価格はとても重要な要素になりますが、それだけで決めると暮らし始めてから後悔することになります。では後悔しないためには、どのような基準でハウスメーカーを選べばいいのでしょう。

  • 予算内に収まっていること
  • デザインが気に入っていること
  • 機能性が高いこと
  • 間取りに満足していること
  • 営業担当の対応力

基本的にはこの5点で比較を行いましょう。価格はもちろん比較の対象になりますが、それだけでなく見た目のデザインや機能性、そして間取りに満足していることがとても重要になります。長い付き合いになるので営業担当の対応力も評価対象になります。

ただ、価格が安くてデザインも機能も間取りも完璧というようなハウスメーカーはありません。それぞれに一長一短がありますので、総合的な評価を比較して判断しましょう。

比較をするということは、複数のハウスメーカーに相談することになりますが、忙しい人は複数のハウスメーカーと打ち合わせをする時間もありませんよね。そういう場合には、間取り一括見積もりサービスの「タウンライフ家づくり」の利用がおすすめです。

「タウンライフ家づくり」は1回の情報入力で、複数社から間取りなどの提案をしてもらえます。これなら時間がないという人も簡単に複数社の比較検討ができます。もちろん利用は無料で、大手ハウスメーカーだけでなく地域密着型の工務店まで、全国1040社も登録しています。

ハウスメーカー選びこそが、家づくりにおける満足度の鍵を握ります。建ててから後悔しないためにも、「タウンライフ家づくり」を使って複数社の提案を比較した上で、総合評価が高いハウスメーカーに依頼しましょう。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

一条工務店の注文住宅は機能性が高いのに価格を抑えているため、コストパフォーマンスの高い家として人気があります。特に断熱性能に優れており、暮らし始めてからの光熱費を大幅に抑えることができます。もちろん耐震性能も高く、安心して暮らせます。

ただし、すべての人が満足できるかというとそうでもなく、機能性重視ということで間取りの自由度が低く、細かな仕様変更はNGとされることが多々有り、こだわりの強い人にとっては、理想通りの家にならずにストレスを感じてしまうこともあります。

さらには外観も内装も「どこから見ても一条工務店の家」という作りになるので、デザイン重視の人にも適していません。価格が安いという裏にはそのような気になる点がありますので、安いからといって飛びつかず、まずは「タウンライフ家づくり」などの一括見積もりサービスを使って、複数社の提案を比較しましょう。

コスト重視、機能性重視という人にとってはとても魅力的な一条工務店の注文住宅ですが、必ずしも自分の理想の家ができるとは限りません。じっくり時間をかけて比較検討し、依頼するハウスメーカーを決めましょう。