【宅建士監修】ビルトインガレージで後悔する5つの理由!失敗しないための対策まとめ

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車好きやバイク好きにとって、ビルトインガレージは憧れの間取りのひとつですよね。ちょっとした秘密基地のようなワクワク感もあり、それでいて愛車をしっかりと守ってくれるので、安心して駐車できるといったメリットもあります。

ただし、実際にビルトインガレージを導入した結果、後悔しているという人も少なくありません。そこでここでは、ビルトインガレージを導入した人が、どのような理由で後悔しているのかについてご紹介していきます。合わせて失敗しないための対策も解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

ビルトインガレージで後悔する5つの理由

それではまず、ビルトインガレージで後悔する理由についてご紹介します。実際にビルトインガレージを導入した人が後悔した理由は下記の5つになります。

  • 広さの問題で購入できる車が限られる
  • 深夜や早朝のシャッター音やエンジン音がうるさい
  • ビルトインガレージのメンテナンスが大変
  • 予算オーバーとなり家の設備を削ることになった
  • 暮らしにくい間取りになってしまった

これだけでは、なぜ後悔したかわからないかと思いますので、それぞれの理由について詳しく解説していきます。

理由1.広さの問題で購入できる車が限られる

現在乗っている車に合わせてビルトインガレージをデザインした結果、車を買い換えようとしたときにビルトインガレージのサイズが小さく、欲しかった車を諦めなくてはいけなくなることがあります。

よくあるのがコンパクトカーからミニバンやSUVへの乗り換えで、それらの車に買い替えることで車高が高くなり、ビルトインガレージの天井ギリギリになったり、そもそも入庫できなくなったりすることがあります。入庫できないと困りますので、必然的に車高の高い車が選択肢から外れます。

ビルトインガレージに十分な広さがあれば問題ありませんが、あまりにもコンパクトなビルトインガレージしか導入できない場合には、そのガレージサイズ基準で車を買わなくてはいけなくなります。そして、そのときになって後悔することになるわけです。

理由2.深夜や早朝のシャッター音やエンジン音がうるさい

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一番は音です。防音対策したはずですが、ガラス挟んだ居住スペースに居ると全く音がしないわけではなく、押して外に出してから始動してます。 あとは作業する時もこっちから家の様子が見えるので落ち着かないというか、特に子供達が喧嘩して大泣きやらでトラブってるのが目に入ると集中出来ないです。

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ビルトインガレージは想像以上に音が響きやすく、早朝や深夜の静かな時間帯にエンジンをかけたり、シャッターを開閉したりすると、住居内に音が響いてしまいます。このため、深夜に車に乗って帰宅したら、すでに寝ていた家族を起こしてしまうことがあります。

静音シャッターのように音があまりしない商品を選ぶことで、音が響くのをある程度防げますが完全に音をなくせるわけではありません。車通勤している場合は毎日それらの音に悩まされることになるため、ビルトインガレージにしたことを後悔するケースが少なくありません。

理由3.ビルトインガレージのメンテナンスが大変

ビルトインガレージを理想の空間として維持するためには、きちんとメンテナンスを行う必要があります。家を建ててすぐは軽く掃除をする程度でよかったものが、時間の経過とともに床や壁にクラックが発生したり、サビが発生したりするためです。

よりよい環境を維持するにはエアコンなどの空調設備が必要になり、ガレージの清掃や洗車のことを考えるとシンクも必要になります。そのように、メンテナンスに必要なものを追加していくと予定よりも費用が高額なってしまうといったデメリットもあります。

理由4.予算オーバーとなり家の設備を削ってしまった

家を建てるときに、ほとんどの人が住宅ローンで借りられる金額に限度があるため、ビルトインガレージにこだわってしまうと、居住空間に使える費用が減ってしまいます。たとえばウォークインクローゼットや太陽光発電を諦めなくてはいけなくなり、完成した家の満足度が下がってしまいます。

予算が限られているなら、本当にビルトインガレージが必要なのかしっかり検討してください。どのような条件ならビルトインガレージがあったほうがいいのかについては、後ほど詳しく解説していきますので、そちらを参考にしてください。

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俺はひたすらビルトインガレージに家の外観、庭を含めた外構の事ばかり考えてた。平屋にするつもりで大きい土地にしたんだけどビルトインガレージ付きで4LDKにすると恐ろしいほど家がデカくなってやばいから諦めて2階建てにした。将来的に一階だけで生活できる間取りにはした

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土地の形状や建設機械の出入り等を考慮してインナーガレージではなく、外構工事でガレージを設置する事になりそう。 ただ最初の希望通りパントリーと玄関に直結するドアは着けてもらいます。 これも仕方なし。 諦めも肝心だし、その分他にお金が使えると思う事にします。

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順調ですね。私も外壁タイル張りがほぼ終わりそうです! というか敷地が多分倍ぐらいありそうで羨ましい… 我が家はインナーガレージ作るとリビングが消えるとのことで泣く泣くやめました

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理由5.暮らしにくい間取りになってしまった

ビルトインガレージを設置するにあたって、坪数が少ない場合には1階のほとんどのスペースがガレージとなり、キッチンやリビングが2階、寝室などの個室が3階になってしまいます。その結果、日々の生活において階段の上り下りが必須となり、生活にストレスが出てしまいます。

さらに高齢になったときには不便に感じることになりますし、ビルトインガレージがあるとリフォームも簡単ではありません。直近のことだけを考えてビルトインガレージを導入するのではなく、将来のことも視野に入れて本当に必要かどうかを判断しましょう。

ビルトインガレージで失敗しないための対策

ここまでの説明で、ビルトインガレージの導入を諦めようかなと気持ちが揺らいでいる人もいるかと思いますが、きちんと対策を行うことで、問題の多くは解決できます。そこでここでは、ビルトインガレージで失敗しないための対策をご紹介していきます。

車庫の床面積を家の総面積の1/5以下にすることにこだわらない

まず大事なのが、ビルトインガレージの固定資産税の問題です。ビルトインガレージの床面積が、家の総面積の1/5を超えている場合には、ビルトインガレージにも固定資産税がかかります。このため、ランニングコストで後悔したくない場合、その基準を意識してビルトインガレージの間取りを決める必要があります。

ただし、固定資産税を抑えるためにビルトインガレージを狭くすると、そもそもビルトインガレージでやりたかったことができなくなる可能性もあります。ビルトインガレージは車を安全に保管するための場所と考えるなら問題ありませんが、夢を叶える秘密基地をイメージしているなら、固定資産税を払ってでも希望する広さを確保しましょう。

寝室とガレージの距離を離した間取りにする

後悔した理由のひとつとして、エンジン音やシャッター音が居住空間に響くとお伝えしましたが、これを100%回避するのは難しいものの、日常生活において後悔することのない間取りにすることは可能です。

具体的には、寝室とガレージの距離を離すようにしてください。できれば2階建てではなく3階建てにして、寝室を3階に持っていくのが理想です。そうすることで、就寝中にエンジン音などで目を覚ますといった問題を回避しやすくなります。

将来のカーライフも考慮してサイズを決める

ビルトインガレージがコンパクトだと、車を買い替えるときに選択肢が狭まることはすでにお伝えしました。これを回避するには、家を建てる段階で将来のカーライフについても考えておかなくてはいけません。

家を建てるタイミングでは夫婦2人もしくは、小さなお子さんが1人だけで、軽自動車でも問題なかったとしても、将来子どもが増えるとなるとミニバンなどの大きな車が欲しくなります。そんなときに、ビルトインガレージのサイズが制約になって選択肢が減るのは困りますよね。

ビルトインガレージを導入するときには、いま乗っている車のサイズではなく、ミニバンなど将来購入する可能性が高い、サイズの大きな車を想定して広さや天井高さを決めるようにしてください。

実績のあるハウスメーカーに依頼する

ビルトインガレージそのものは、ほとんどのハウスメーカーや工務店で対応可能ですが、実績のないハウスメーカーや工務店に依頼すると暮らしにくい家に仕上がってしまいがちです。たとえばビルトインガレージの天井部に十分な厚みの断熱材が入っていないと、冬場に床冷えすることになります。

その他にもビルトインガレージに施工ミスがあって、使い物にならないガレージに仕上がってしまったという口コミ投稿が、インターネット上にいくつもあります。そのようなことが起きないように、ビルトインガレージのある家を建てる場合には、必ず実績重視でハウスメーカーや工務店を選ぶようにしましょう。

このとき、最初から1社に絞るのではなく、複数社に相談して間取り提案してもらいましょう。「タウンライフ家づくり」などの一括で間取り提案依頼できるサービスを使えば、簡単に複数の間取り案を入手できますので、忙しくて1社ずつに依頼できないという人はそれらのサービスをご活用ください。

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ビルトインガレージで後悔しないための4つの条件

実際にビルトインガレージのある家を建てて後悔しているという人の多くが、憧れだけで導入を決めており、そもそもビルトインガレージが必要ではなかった可能性があります。反対に考えると、ビルトインガレージが本当に必要で導入するのであれば後悔せずに済みます。

では、どのようなケースであればビルトインガレージを導入しても後悔しないのでしょう。その条件を見ていきましょう。

  • 盗難リスクが高い車やクラシックカーを購入する予定
  • 愛車のメンテナンスを自分で行うことがある
  • 趣味のスペースが欲しい
  • 狭小地でもガレージを設置したい

これらのうちひとつでも該当するなら、多少のデメリットがあったとしてもビルトインガレージを導入する価値があります。それぞれの条件ごとにその理由を解説していきます。

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盗難リスクが高い車やクラシックカーを購入する予定

ビルトインガレージ最大のメリットは、車を安全に保管できることにあります。ランドクルーザーやプリウス、アルファードなどの盗難リスクが高い車に乗っているのであれば、盗難対策としてビルトインガレージを導入しましょう。

またクラシックカーのように、保管環境が車の寿命に影響を与えるような車も、風雨にさらされることのないビルトインガレージが適しています。このように車の種類によっては、ビルトインガレージにしないことで後悔することになる可能性があります。そのような車を所持しているか、購入予定の人は、迷うことなくビルトインガレージを導入しましょう。

愛車のメンテナンスを自分で行うことがある

車やバイクが好きで、自分で愛車のメンテナンスを頻繁に行うという場合には、ビルトインガレージのある間取りをおすすめします。ただし、計画段階ではメンテナンスするのに十分な広さを確保していたのに、上記のように固定資産税を抑えるために面積を狭くして後悔することが多々あります。

メンテナンスのためにビルトインガレージを導入するなら、妥協することなくメンテナンスに必要なだけの広さを確保しましょう。このとき、工具や交換部品などを保管しておくための収納スペースも忘れずに確保しておいてください。

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インナーガレージとカーポートの組み合わせ カーポート内だと雨降ってても強風じゃない限り濡れずに洗車できるし、寒くて拭きあげするの凍え死にそうならガレージに入れてしまえば余裕 今日は保育園に迎えに行く時間までにやりたい事できて満足 明日北陸も晴れなら尚良かった

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趣味のスペースが欲しい

車やバイク以外にもスペースが必要となる趣味があるという人も、ビルトインガレージのある間取りがおすすめです。ビルトインガレージのある注文住宅を建てたものの、車が必要なくなるとガレージが無駄なスペースになってしまいますが、趣味があるならそのためのスペースとして活用できます。

反対にいずれ車を手放す可能性があり、そのあとのビルトインガレージの使い方についてのプランがないなら、暮らしやすさを優先して、間取りの自由度が高くなるビルトインガレージのない注文住宅にしておくことをおすすめします。

狭小地でもマイカーを持ちたい

都心部のように限られた土地に家を建てる場合で、マイカーを手放せないなら、ビルトインガレージのある間取りが最適です。駐車場を借りるという選択肢もありますが、都心部では駐車場代が高額で、住宅ローンの返済があることを考えるとおすすめできません。

むしろ、多少の不便さがあったとしても、ビルトインガレージを導入してトータルの出費を抑えるほうが賢明です。ただし、ビルトインガレージを導入したことで建物費用が高額になりすぎるなら、駐車場を借りたほうがトータルの出費が安いケースも考えられます。

ビルトインガレージを導入するかどうかで迷っているなら、ビルトインガレージのある間取りとない間取りの両方を提案してもらい、費用や使いやすさを考慮した上で、どちらにするか決めてください。

まとめ

ビルトインガレージがあると、ガレージ内で車やバイクのメンテナンスができたり、雨の日でも濡れることもなく車の乗り降りができたりするようになります。防犯性も優れており、盗難リスクが高い車も安全に停められるといったメリットもあります。

ただし、エンジン音やシャッター音が気になったり、車を買い替えるときにビルトインガレージが狭くて、大きな車を買えなかったりといったデメリットもあります。このため導入してから「やめておけばよかった」後悔している人も少なくありません。

ビルトインガレージのある家を建てる場合には、本当にビルトインガレージが必要なのかどうかをしっかりと検討しましょう。憧れやイメージだけで導入すると残念な思いをすることになるので、家族と相談しながらじっくり時間をかけて決めてください。