タマホーム木麗な家の評判&口コミ!建物価格・耐震等級を宅建士が詳しく解説

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タマホームのベストセラー商品といえば「大安心の家」ですが、子育てが終わったら平屋に建て直したい人や、家や土地を売って地元に帰りたいと考えている人にすれば、「大安心の家」はややオーバースペックです。そこでおすすめなのが同じくタマホームの「木麗な家」です。

「木麗な家」は価格重視の注文住宅ですが、自由設計で日本の風土に適した木造軸組在来工法を採用しており、住宅性能もしっかりとしています。ただし安いのには理由があり、住む人を選ぶ注文住宅でもあります。ここではそんな「木麗な家」の魅力についてご紹介していきます。

タマホーム「木麗な家」の口コミ・評判

自由設計なのに格安ということで、家を建てたいけど予算が限られているという人にとって、タマホームの「木麗な家」はとても魅力的な注文住宅ですが、やはり気になるのは実際に建てた人の口コミや評判ですよね。

まずはTwitterでの「木麗な家」やタマホームの評判が、どうなっているか見ていきましょう。

私が契約したころは木麗な家プランがこちらに来たばかりの時でした。坪単価が大安心より割安で自由設計なので良し◎
使用する建材もまだ具体的に決まっていない状態。
木麗なプランにしてオプションで窓を変えたり、収納を増やしたりしました。
主人が大工なので建材や使い易い間取りなどほとんどやってくれました。主人が建てたのでクレームあれば主人に♫
施工経過も毎日のように見れました。タマホームは資金源が凄いから大量発注の強みがあります!なので洗面台など良いものが付きました。施主が把握していれば、良い家がたつと思います!

みん評

営業のレベルが安定せず、常に警戒をしながら商談をするべきだと感じました。
おそらく奨励金のようなものがメーカーからでるのか、性能や保証で劣るメーカー品を積極的に進めてきます。リクシル、AGC、ケイミュー等々、時期によって進めるメーカーが違うようです。
営業が薦めていたから安心だろうと思っていると、竣工後に大変なことになります。実際我が家の営業は1年足らずで異動になっており、現在窓口はタマホームではなく外注の会社のみです。

例としては、耐久性を30年謳う外壁メーカー品がプラス5万円で採用できるのですが、その営業は他メーカーの10~15年ほどしか耐久性のない外壁材を積極的に薦めてきて、メーカーHPの印刷したものを見せたところ慌てており、私より知識があるだの、普通は信頼してそういうの調べないだのいろいろ失礼なこと言ってましたね。
ちなみに営業は基本変えられません。当たった人によります。

また施工品質ですが、これは地域の下請け大工や電工、内装工の腕によるとしか言えません。
うちは親子三代でやっているしっかりした大工が建ててくれましたが、電工や内装工は質が悪そうな人で実際二年の保証の時に結構直しています。

なんだかんだ欠陥もなく、快適に住めています。
こちらの要望や要求を積極的に言わないと、建売のような品質のかなり低い家が建つのもこのメーカーの怖いところ、うまく使えば大化けするメーカーだと思います。

みん評

先月引き渡ししました建ててみての感想ですが木麗な家+地域限定商品 35坪坪当り二万円引き光セラ、省令準耐火と長期優良シャッター二枚電動、ドアポケットキー靴箱コノハ型、樹脂窓、ほっからり床床材建材グレードアップあたりがキャンペーンで無料瓦、第一種換気、キッチンと外壁シーリングを大安心仕様にアップしました

大安心仕様で組むよりは必要な物だけアップして費用は抑えられたと思います第一種換気がパナでしたACモータ仕様だったので自分はマックスに変更してもらいました弱運転時の消費電力と動作音が魅力です

パナは一階二階AC仕様
マックスは一階DC二階AC仕様

営業と現場監督は双方で連携が取れてたので皆様が言うように連絡待ちの日々は続きました笑、が良かったと思います

またタマホームは判子を押す前の交渉次第で色々無理は聞いてくれる(営業担当の力量)ので、判子押す前の交渉が重要です!!

保険約20万で省令準耐火構造の割引が大きく電気的なんチャラも付いているので10年間は安心かと思います自分はタマホームで良かった思っています皆様も良い家を建てて下さいね

e戸建て

タマホーム「木麗な家」坪単価40万〜50万円

参照:タマホーム公式サイト

「木麗な家」はローコスト住宅のタマホームの中でも、さらに低価格な注文住宅で、建物価格は30坪で1,500万円程度と、かなりリーズナブルに自由設計の家を建てられる注文住宅です。価格の安さが強みではありますが、その他にも多くの人に選ばれているのには理由があります。

まずは「木麗な家」の特長について見ていきましょう。

坪単価30万円以下から買える激安注文住宅

タマホームの「木麗な家」は平均坪単価が40万〜50万円程度ですが、オプションをほとんど付けることなく標準装備だけで揃えると、坪単価を30万円以下にすることも可能です。坪単価が30万円なら40坪でも1,200万円にしかなりません。

もちろん建物価格だけで家が建つわけではありませんが、最近増えてきたローコスト住宅の中でも頭ひとつ抜けている安さで注目されています。ただし、多くの人はこの安さを活かしてオプションを豊富に付けるようにしているので、実際の坪単価は45万円前後に落ち着きます。

それでもローコスト住宅に分類される安さで、充実の設備なのに格安に抑えられるのが、「木麗な家」の最大の特徴になります。

ローコストハウスメーカー12選の坪単価はこちら!!

ローコスト住宅なのに自由設計で満足度が高い

参照:タマホーム公式サイト

ローコスト住宅の多くが規格住宅といって、間取りをほとんど変更できない仕様になっていますが、タマホームの「木麗な家」は自由設計で、きちんとヒアリングを行ってから、間取りの提案をしてくれます。提案された間取りも変更可能で、格安なのに自分の理想とする間取りに仕上げることが可能です。

内装や外観、設備の選択肢も多く用意され、和の雰囲気を大切にしたデザインや、モダンで周囲に溶け込みやすいデザインなど、自分の理想通りの家づくりも可能です。建物が安いので、設備に予算をかけやすく、より快適な空間に仕上げることができるといったメリットもあります。

耐力面材とベタ基礎工法を採用した高い耐震性

参照:タマホーム公式サイト

あまりにも安すぎると、強度が低いのではないかと不安になるかもしれませんが、タマホームの「木麗な家」は耐力面材を採用しており、地震発生時の揺れによるエネルギーを分散できる構造になっており、さらにはベタ基礎工法によって、土台の部分からしっかりと作られています。

この価格ですので製震装置などは採用していませんので、ハイグレードな住宅のように揺れそのものを小さくすることはできません。それでも建物そのものの強度が優れているので、倒壊リスクは低く、安心して長く暮らせます。

タマホーム「木麗な家」のメリット・注意点

TwitterなどでのSNSでは、タマホームそのものがネガティブな評価を受けているため、「木麗な家」の良いところや悪いところなどが見えづらくなっています。そこで、ここでは「木麗な家」にどのような魅力や問題があるのか、メリットと注意点に分けて解説していきます。

タマホーム「木麗な家」のメリット

「木麗な家」のメリットが下記の3点になります。

  • 月々の支払いが賃貸より安くなる
  • オール電化で光熱費を抑えられる
  • 標準装備でも機能が充実

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

月々の支払いが賃貸より安くなる

坪単価の安い「木麗な家」で35年ローンを組めば、賃貸物件を借りるよりも月々の支払いを安く抑えることができます。持ち家は固定資産税などもかかりますが、それを含めても賃貸物件と同等なのに、ローンを完済した後には土地が残ります。

月々の支払いが賃貸よりも安くなるので、家を建てたことで生活が苦しくなることがありません。さらに無理のない返済計画を立てられるので、よほどのことがない限り住宅ローン審査に落ちる心配がないのも「木麗な家」のメリットです。

オール電化で光熱費を抑えられる

「木麗な家」はオール電化システムを導入しており、電気代の安い深夜にお湯を沸かしておくので電気代を抑えることができます。調理や給湯に火を使うこともないので、小さなお子さんや高齢者でも安心して暮らせるといったメリットもあります。

災害時にはタンク内に貯まっているお湯を使うことができ、太陽光発電システムと合わせれば停電の心配をする必要もありません。太陽光発電システムは高額な設備ですが、そもそも建物価格の安いので、思い切って導入しやすいのも「木麗な家」の魅力です。

標準装備でも機能が充実

ローコスト住宅の多くが標準装備に安価なものを使っていますが、「木麗な家」は標準装備でも最新の設備を採用しています。キッチンは使い勝手重視のシンプルな仕様になっていますが、ビルトイン浄水器やリビング収納が標準装備となっています。

嬉しいのは冷たさを感じさせないサーモフロアのシステムバスで、冬でも浴室の床が冷たくなりにくいのでヒートショック対策にもなります。さらには大きな湯船が標準装備されており、ローコスト住宅にありがちな「お風呂が狭い」という問題もありません。

トイレも2階建てならフロアごとに1台設置でき、そのうち1台はタンクレストイレが標準となっています。このように基本設備のグレードが高いというのも、「木麗な家」の大きなメリットになります。

タマホーム「木麗な家」の注意点

充実の設備なのに格安な「木麗な家」ですが、メリットだけでなく下記のような注意点もあります。

  • 寿命が30年程度しかない
  • 換気設備に熱交換器がついていない
  • 「大安心の家」より選択肢が少ない

建ててから後悔しないために、それぞれのポイントをしっかりと把握しておきましょう。

寿命が30年程度しかない

「木麗な家」の保証は最大30年までとなっています。これは30年経過すると躯体に何らかのトラブルが発生する可能性があることを意味します。日本の住宅の寿命は30年程度とされていますので、平均寿命くらいはありますが、最近は60年保証する注文住宅も増えており、同じタマホームの「大安心の家」も最長60年保証です。

30年経過したからといって、すぐに倒壊するというわけではありませんが、同じ場所で暮らしたいなら、30年経過したくらいに建て替える必要があります。初期費用は安いものの、家を2階建てることになるので、実はトータルでかかる費用はそれほど安くありません。

建て替えるなら住宅ローンを払いつつも、新しい家のために積み立てをする必要があり、思ったほど生活にゆとりがでないといった注意点があります。

換気設備に熱交換器がついていない

浴室やトイレといったわかりやすい設備には、比較的グレードの高いものを採用していますが、見えない部分ではかなりのコストダウンをしています。その中でも換気設備のグレードが低く、熱交換器のないものを標準装備としています。

熱交換器のない換気設備は、冷たい空気や熱い空気が室内に取り込まれるので、冷暖房効率が下がってしまい電気代が上がります。温暖な気候の地域であればそれほど問題ありませんが、寒さが厳しい地域や、夏の気温が高い地域では後悔する要因となります。

これは意外と気づかないポイントで、快適さに大きく影響します。予算に余裕があるなら、熱交換器の付いた換気設備にアップグレードするのがおすすめです。

「大安心の家」より選択肢が少ない

「木麗な家」は格安ではありますが、アップグレードすればワンランク上の「大安心の家」に近い仕様にすることも可能です。ただし「大安心の家」の標準装備に近づけるというだけで、「大安心の家」ほどはオプションが充実していません。

安さを実現するために仕方のないことですが、ある程度の妥協が必要で、どうしても受け入れられなくて、結局「大安心の家」にしたという人もいます。反対にこだわりがあまりなく、タマホームの担当者に「木麗な家」ベースで建てたほうが安くなると勧められた人もいます。

「木麗な家」は「大安心の家」の下位互換というような位置づけですので、細かなところまでこだわりたいなら「木麗な家」ではなく「大安心の家」を選びましょう。

タマホーム「木麗な家」で家を建てるときの注意点

ここまでの説明で、タマホームの「木麗な家」の特長をしっかりと把握できたかと思います。特長が分かったことで余計に迷ってしまった人もいるかも知れませんが、それでも安さを魅力に感じて、むしろ「木麗な家」で建てたい気持ちが高まった人もいますよね。

そこでここでは、これから「木麗な家」を建てるという人に対して、どのような点に注意して建てればいいのかを解説していきます。

対応の悪い営業担当がいることも想定しておく

「木麗な家」に限りませんが、タマホームで家を建てる場合には、担当者の当たりハズレがあることを頭に入れておきましょう。優秀な担当者が付くこともあれば、スキルも提案力もない担当者が付くこともあります。

残念ながらどの人が担当者になるかは運次第です。それでも最初から対応の悪い営業担当がいることをわかっていれば、ある程度は我慢できますよね。もちろん、早い段階で「この人では無理」と判断して、タマホームで建てるのを諦めるという選択肢もあります。

タマホームは格安ですが、同じくらいの予算で同等の注文住宅を建ててくれる地域密着型の工務店もあります。ストレスを感じながらの家づくりでは、満足度が下がってしまいます。担当者にはあまり期待しすぎずに、場合によっては他社に乗り換えることも選択肢に入れておきましょう。

設備のアップグレードは最小限に抑える

「木麗な家」でネックになるのは建物の寿命です。基本的には30年で建て替えることが前提の注文住宅で、現在30歳なら60歳で建て替えることになります。これくらいの年齢になると住宅ローン審査が厳しくなるので、まとまった頭金を用意する必要があります。

そのためには「木麗な家」の住宅ローンを返しつつも、毎月1万円でも2万円でも積み立てておかなくてはいけません。いくら「木麗な家」が安いからといって、設備をアップグレードしすぎて、住宅ローンの返済額が膨れ上がると、この積み立てが難しくなります。

空調のような暮らしの快適さに直結する設備はアップグレードするほうがいいのですが、外壁や内装などの機能性に影響しない部分には標準のものを採用しましょう。

最初から「木麗な家」だけに絞らない

予算が限られているという理由で、最初から「木麗な家」で家を建てると決めている場合も、いきなり「木麗な家」に絞るのではなく、まずは幅広く情報収集を行いましょう。理想の家づくりに必要なのは、たくさんの間取りを比較検討することです。

このときおすすめなのが「タウンライフ家づくり」です。複数のハウスメーカーや工務店にまとめて提案依頼できる無料サービスで、タマホームを含めた全国1120社以上が提携しています。

簡単な情報入力をすると、対応できる業者がリストアップされ、それを選んで申込むだけで、それぞれの業者から、間取りや資金計画書などが送られてきます。

その間取りを比較検討することで、自分の理想とする暮らしや間取りが明確になります。その検討結果を「木麗な家」のプランに落とし込むことで、自分に最適な間取りの家が完成します。もちろん、タマホームよりも魅力的な提案をしてくれる業者があれば、そちらに乗り換えてもOKです。

いきなり「木麗な家」に絞ると、この比較検討ができないまま家づくりを進めることになり、出来上がった家に不満を感じてしまう可能性があります。そうならないためにも、まずは「タウンライフ家づくり」を利用して、しっかりと情報収集を行いましょう。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

設備を絞れば1,000万円台前半で購入できる「木麗な家」。まだ収入が少ない20代でも自由設計の注文住宅が手に入るという魅力もあり、タマホームのベストセラー商品「大安心の家」と合わせて、とても注目度が高い注文住宅となっています。

耐震性能も十分で、標準装備でも妥協せずグレードの高いものを採用するなど、価格以上の魅力が備わっています。ただし寿命は30年程度しかなく、いずれ建て替える必要があります。また、空調設備など見えない部分でのコストカットが行われています。

さらに、タマホームそのものが営業担当の評価が低く、担当者によっては満足度の低い家づくりになってしまうという不安もあります。安さは魅力ですが、それだけの注意点もあることを頭に入れておきましょう。

いつでも他社に乗り換えられるように、いきなり「木麗な家」に絞って進めるのではなく、「タウンライフ家づくり」を利用して情報収集しておくと良いでしょう。自分にとっての理想の間取りを明確にするためにも、これから家づくりを始めるという人は、ぜひ活用してみてください。