4人家族の一軒家の間取りで失敗・後悔した!3LDK・4LDK最適な広さとは?

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家族が増えて、そろそろ一軒家を建てようと検討を始めたものの、どんな間取りにすればいいのかわからず困っていませんか?家は人生最大の買い物でもあるので、失敗したくなくていろいろ調べているものの、調べるほど迷いが大きくなっている人もいるはずです。

ここではそのような人のために、4人家族に最適な一軒家の間取りについて解説していきます。どれくらいの広さがあればいいのか、どのような点に注意すればいいのかなども合わせてご紹介していきますので、これから注文住宅で一軒家を建てるという人は、ぜひ参考にしてください。

4人家族の間取り口コミ実例

間取り別!快適な暮らしを手に入れるためのポイント

100%正解の間取りがないとしても、ライフスタイルや将来設計などを元に、間取りを絞り込むことは可能です。そこでここでは、快適な間取りを手に入れるために、4人家族の一軒家における間取りごとの特徴や、その間取りにするときのポイントについて解説していきます。

1LDK

1LDKに適しているケース
  • 家族の距離感をできるだけ近づけたい
  • 子どもが中学生未満で同性
  • 将来のリフォームや引っ越しを前提にしている
  • コンパクトに暮らしたい

子どもが未就学児であれば、1LDKでも4人家族で暮らせますが、それ以上になるとさすがに狭さを感じるようになります。部屋がひとつしかありませんので、家族みんなが同じ部屋で寝ることになり、子どもが思春期を迎えると何かと問題を抱えることになります。

ただ家族の距離感が近くなりやすく、生活もコンパクトになるといったメリットがあります。子どもが中学生未満でしかも同性であれば、1LDKで狭さを感じつつも工夫次第で暮らすことは可能です。ただ、それでも中学生以上になったときのことを考えると1LDKはおすすめできません。

岩井佑樹
岩井佑樹

1部屋を3分割できるような広さと構造にしておく。もしくは子どもの成長に合わせて、リフォームや引っ越しすることを前提にしておくことが、一軒家の間取りを1LDKにするための条件になります。

2LDK

2LDKに適しているケース
  • 夫婦それぞれの個室は必要ない
  • 子どもが同性である
  • 兄弟姉妹の年齢が離れている
  • 子どもが独立したあとのことも見据えている

4人家族の一軒家で2LDKにするための前提になるのが、「夫婦それぞれに個室が必要ない」という条件になります。夫婦に1部屋、子どもに1部屋という割り振りにすれば、部屋は2部屋しか必要なく、リビングを広々とできるといったメリットもあります。

ただし、子ども部屋を1つにする場合には、同性であるか年齢が離れている必要があります。子どもが男女の組み合わせの場合は、思春期になると同じ部屋というわけにはいきません。どうしても2LDKにしたいなら、子ども部屋を分割できるデザインの間取りにしておきましょう。

2LDKにできる条件が限られていますが、子どもが2人とも独立したあとのことを考えると、部屋が2つというのは理想的な間取りになります。

岩井佑樹
岩井佑樹

将来リフォームする余裕がない場合などは、最初から2LDKで工夫しながら暮らすのもいいかもしれません。

3LDK

3LDKに適しているケース
  • 間取り選びで失敗したくない
  • 子どもの成長に合わせて柔軟に部屋の使い方を変えられる
  • 低予算で快適に暮らせる家を建てたい
  • 子どもはこれ以上増える予定がない

3LDKは4人家族の一軒家のスタンダードな間取りであり、選んで間違いのない間取りでもあります。夫婦もしくは子どものどちらかが2人1部屋になりますが、成長に合わせて柔軟に使い分けることで部屋が不足するという事態を回避できます。

また、スタンダードな間取りということもあり、低予算で快適に暮らせる家にできます。リビングも個室もそれぞれ十分な広さを確保でき、ウォークインクローゼットや土間などの機能性を持った空間を配置することも可能。

岩井佑樹
岩井佑樹

ただし、それが成立するのも子どもが2人ということが前提であり、もし子どもがもう1人増えると部屋が足りなくなってしまいます。

このため家族の計画として、子どもがこれ以上増える予定がないことが、3LDKの間取りにするための条件になります。

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4LDK

4LDKに適しているケース
  • 夫婦と子どもそれぞれの個室を持ちたい
  • 泊まっていく来客が頻繁にある
  • 5人家族になる可能性がある
  • いずれ趣味の部屋を持ちたい

4LDKは個室が4つできるので、夫婦だけでなく子どももそれぞれ個室を持てます。このため家族の時間だけでなく、個人の時間も大切にしたいというスタンスの家族に向いています。また、来客用に1室使うこともできるので、両親や友人などの来客が多い人にもおすすめです。

岩井佑樹
岩井佑樹

さらに、子どもがもう1人生まれたとしても、夫婦で1室にすれば3人の子どもに個室を与えられます。

ただし坪数が少ない場合には、どの空間も狭くなりますし、何よりも建物価格が高くなってしまいます。そして、子どもが独立したあとに2部屋が空き部屋になります。

その空き部屋をいずれ趣味の部屋にしたいという計画があればいいのですが、そうでない場合には一軒家の中に使われない空間ができてしまいます。4LDKの間取りにするときには、将来的な部屋の活用方法についても夫婦で話し合っておきましょう。

【宅建士監修】2階建て4LDKの間取り費用相場!30坪・35坪・40坪で比較

4人家族の一軒家で間取りを決めるときのポイント

ここまでの説明で、4人家族の一軒家ではどのような間取りにすればいいのか、少しは明確にイメージできるようになってきたかと思います。ただし、間取りを決めるときにはいくつか頭に入れておくべきポイントがありますので、最後にそのポイントについて解説していきます。

  • 夫婦の部屋について決めておく
  • 子ども部屋がいつからいつまで必要かシミュレーション
  • 収納スペースを広めに確保する
  • 予算オーバーしないように気をつける

この4点が間取りを決めるときのポイントになります。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

夫婦の部屋について決めておく

間取りを決めるときに、まずは夫婦の部屋について決めておきましょう。夫婦2人で1部屋にするのか、それともそれぞれに部屋を持つのかによって、間取りの考え方が変わってきます。

たとえば夫婦それぞれに部屋を持ち、子どもにも個室を与えるとなると必然的に4LDKになります。夫婦が同じ部屋でいいなら、子ども同士も1部屋にする場合には2LDK、それぞれに部屋を与えて3LDKになります。

このように夫婦の部屋をどうするか決めて、その次のステップとして子どもの部屋について決めると、自然に間取りが決まってきます。反対に夫婦の部屋の方針が決まっていないと、選択肢が多くて迷うことになります。そうならないためにも、まずは夫婦の部屋について決めてください。

子ども部屋が何歳から何歳まで必要かシミュレーション

まずは夫婦の部屋について決めるとお伝えしましたが、子どもの部屋から決めなかったのは、子どもの年齢や性別が家庭によって異なるためです。子どもが双子の場合と、年齢が10歳離れている場合では、間取りの考え方がまったく違うわけです。

このため、夫婦の部屋を決めたら、次に子ども部屋がいつからいつまで必要なのかをシミュレーションしてみましょう。たとえば小学生から高校生までの期間(6歳〜18歳)に個室を与えるとします。家を建てる段階での子どもの年齢が2歳と5歳だとします。

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このケースではそれぞれに個室が必要になる期間が10年間あり、さらに姉が19歳で家を出るかどうかわかりません。しかも子どもの性別が違うので、夫婦の部屋を1部屋にするなら間取りは3LDK、夫婦で別々の個室を持つなら4LDKになります。

次に子どもの年齢が5歳と15歳だとしたときのシミュレーションを見ていきましょう。

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このケースでは、それぞれに子ども部屋が必要になる期間が3年しかありません。姉が高校卒業後に家を出る方針になっているなら、弟に個室を与えるタイミングを9歳からにすることで、子ども部屋は1つで済むため、間取りは2LDKもしくは3LDKとなります。

ちなみに姉が19歳以降も家で暮らす可能性があるなら、間取りは3LDKがおすすめです。3LDKにして、弟に個室を与えるタイミングで夫婦の部屋をひとつにすれば、姉が19歳以降に実家での生活を続けても、部屋が足りなくて困ることはありません。

このように、子ども部屋についてシミュレーションをすることで、必要になる部屋数が見えてきます。面倒に感じるかもしれませんが、無駄のない間取りを手に入れるために、自分の家族のケースでシミュレーションしておきましょう。

収納スペースを広めに確保する

4人家族の間取りを考えるときに重要になってくるのが、収納スペースをどこにどれくらい確保するのかということです。一般的に大人1人で1.5畳、子どもは0.5畳必要になるとされていますので、4人家族なら4畳分の収納スペースが必要になります。

ただし子どもは成長しますので、大学生になるくらいには、それぞれに1.5畳のスペースを確保したいところです。そう考えると6畳分もの収納スペースが必要になり、部屋ごとのクローゼットでは不足する可能性があります。

収納スペースが足りなくなって、部屋にモノが溢れてしまうのを避けるために、4人家族の一軒家なら、土間やウォークインクローゼットのある間取りを検討してみましょう。

予算オーバーしないように気をつける

4人家族の一軒家を建てるときに最も気をつけてもらいたいのが、予算の範囲内で建てるということです。注文住宅の場合にはいろいろと機能性を持たせたくなりますし、部屋数もあれこれ迷うくらいなら4部屋にしたくなります。その結果、予算オーバーとなることが多々あります。

数十万円程度のオーバーであれば問題ありませんが、大幅にオーバーするとなると住宅ローンの返済が生活を圧迫しますし、2人の子どもが進学するときの教育資金が足りなくなる可能性も考えられます。

また、間取りにこだわりすぎると、価格が高くなりすぎるばかりか、売却するとなったときに買い手が見つかりにくいという問題もあります。そうならないためにも、最初に決めた予算をきちんと守り、個性の強い間取りにしすぎないことも重要です。

きちんと生活のしやすさを考慮しつつも、予算の範囲内で注文住宅を建てたいなら、タウンライフ家づくりの利用がおすすめです。

タウンライフ家づくりなら、複数の業者が無料で間取り提案をしてくれますので、利用するハウスメーカーがまだ決まっていない人はぜひご活用ください。

タウンライフを使ってみた感想

4人家族に適した一軒家の間取りの決め方

まずは4人家族の一軒家を建てるときの間取りについて、どのような広さにすればいいのか、どのような考え方で間取りを決めればいいのかについてご紹介していきます。とても重要なポイントになりますので、しっかりと頭に入れておきましょう。

4人家族に最適な広さは30〜40坪

まずは4人家族だと、どれくらいの広さが必要になるのかを解説していきます。結論からお伝えすると30〜40坪の広さがあると、4人家族でも快適な住空間を得ることができます。その根拠について見ていきましょう。

どれくらいの広さが必要なのかについては、国土交通省が「住生活基本計画」の別紙で誘導居住面積水準として提示しています。

誘導居住面積水準は、世帯人数ごとの「豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準」になります。都市部とその他の地域で水準が異なり、それぞれの計算式は下記になります。

一般型誘導居住面積水準25m²×世帯人数+25m²
都市居住型誘導居住面積水準20m²×世帯人数+15m²

世帯人数は3歳未満を0.25人、3歳以上6歳未満を0.5人、6歳以上10歳未満の者は 0.75 人として算定します。それぞれのケースでの誘導居住面積水準を見ていきましょう。

●一般型誘導居住面積水準

10歳以上3歳未満3歳~6歳6歳~10歳世帯数面積(㎡)坪数
22  2.587.526.5
211 2.7593.7528.4
21 1310030.3
2 2 310030.3
2 113.25106.2532.1
2  23.5112.534.0
31  3.25106.2532.1
3 1 3.5112.534.0
3  13.75118.7535.9
4   412537.8

●都市居住型誘導居住面積水準

10歳以上3歳未満3歳~6歳6歳~10歳世帯数面積(㎡)坪数
22  2.56519.7
211 2.757021.2
21 137522.7
2 2 37522.7
2 113.258024.2
2  23.58525.7
31  3.258024.2
3 1 3.58525.7
3  13.759027.2
4   49528.7
都市部以外26.5〜37.8坪
都市部19.7〜28.7坪

子どもが小さければ30坪以下でも快適に暮らせますが、子どもは成長するものですので、2人の子どもがいずれも10歳以上になることを想定しておく必要があります。このため4人家族が一軒家を建てる場合、都市部以外では37.8坪、都市部では28.7坪確保しておく必要があります。

参考:住生活基本計画

最適な間取りは子どもの年齢によって変化する

快適に暮らすための広さが年齢とともに変化するとお伝えしましたが、間取りも子どもの年齢によって変化します。たとえば2人の子どもがいずれも6歳未満なら、それぞれに個室を与えなくても困ることはありません。むしろ、親の目が届く範囲で子育てしたいところですよね。

その場合には、4人家族でも1LDKという間取りが成立します。反対に子どもが2人とも小学生以上になると、それぞれに個室を与えたくなるかと思います。さらに夫婦も別々の寝室を用意するとなると、間取りは必然的に4LDKになります。

このように同じ4人家族でも1LDKが理想となるケースと、4LDKが理想となるケースがあります。では子どもの成長を考えて4LDKにしておけばいいかというと、必ずしもそういうわけではありません。

岩井佑樹
岩井佑樹

たとえば子どもが5歳と15歳のように歳が離れている場合で、なおかつ夫婦が同じ部屋でいいとなると、上の子が一人暮らしを始めるまで夫婦と下の子が同じ部屋にして、2LDKという選択肢も考えられます。

このように4人家族でも、最適な間取りというのは家族ごとに異なります。しかも未来のことはわからないため、100%間違いのない間取りというものはありません。ある程度の計画性を持たせることはできても、思い通りにはならない可能性があることを頭に入れておいてください。

まとめ

4人家族で一軒家を建てるとき、どの間取りがベストなのかは子どもの年齢によって異なります。間違いのない間取りは3LDKですが、子どもの性別や年齢差などによっては2LDKや4LDKがベストな間取りになることもあります。

間取りを決めるときは、まず夫婦の部屋をひとつにするか、それともそれぞれに個室を持つかを決めましょう。そのうえで子ども部屋が必要になる期間のシミュレーションを行って、自分たちに最適な間取りを決めるようにしてください。

また、4人家族ですと将来の収納スペースが不足する可能性もあります。家を建てる段階で十分な収納スペースを確保しましょう。ただし、予算オーバーにならないことも大切です。子どもの教育資金が足りなくことのないよう、予算の範囲内で建てるように心がけてください。