シューズクロークはいらない?めんどくさい?後悔した5つの理由を解説

本記事に広告プロモーションを含みます

靴を履いたまま利用できる収納スペースとして人気のシューズクロークですが、いざ自分が注文住宅を建てるとなると、付けるかどうかで迷ってしまいますよね。SNSなどで調べてみると、「いらない」という声もあり、後悔したという人も少なくないようです。

そこでここでは、シューズクロークのある間取りにした人が、どのような理由で「いらない」と感じているのかについてご紹介していきます。さらに後悔しないためのポイントについても合わせて解説していきますので、これから間取りを決めるという人はぜひ参考にしてください。

シューズクロークのある間取りにして後悔した5つの理由

それではまず、シューズクロークのある間取りにして後悔しているという人が、どのような理由で後悔しているのかを見ていきましょう。後悔した理由は人によってそれぞれ異なりますが、代表的なものは下記の5つになります。

  • 倉庫代わりに使ってしまい必要なものを取り出すのが大変
  • 換気を考えずに作ってしまった
  • 自宅に入るときの動線がめんどくさい
  • 玄関からシューズクローク内が丸見えになる
  • 無計画に設計したから使い勝手が悪い

それぞれの理由について、詳しく解説していきます。

倉庫代わりに使ってしまい必要なものを取り出すのが大変

シューズクロークは広いスペースがあるので、とても便利なように思えますが、広いからこそついつい倉庫代わりに使ってしまいがちです。その結果として、本当に必要なものを取り出すのが難しくなり、不便さを感じて後悔している人が少なくないようです。

また、保管するものが増えていくと利便性が下がるので、シューズクロークを本来の目的のために使わなくなります。整理整頓が得意な人であれば問題ありませんが、使わなくなったアイテムを「また使うかも」と思って捨てられないタイプの人ほど、この理由で後悔しがちです。

換気を考えずに作ってしまった

シューズクロークそのものは便利に感じているものの、梅雨時期や夏場になると靴の臭いが気になってきて後悔するという人もいます。シューズクロークは空気が流れない構造になっていることが多く、汗などの臭いが充満してしまうためです。

しかも湿度が高い時期になると、靴やその他の保管物にカビが発生することもあります。きちんと換気を意識した間取りにしておけばこのようなトラブルを回避できるのですが、コストダウンのために換気扇や窓を設置していないと、このような問題で頭を悩ますことになります。

自宅に入るときの動線がめんどくさい

シューズクロークがある場合には、靴箱だけの玄関と比べてワンアクション増えることになります。ウォークインタイプのシューズクロークは、保管したり取り出したりするときの動きがめんどうで、ウォークスルータイプもまっすぐ家にあがれない煩わしさがあります。

結果的にどちらのケースでもシューズクロークがただの物置になってしまい、「こんなことならいらなかった」となるケースがあります。シューズクロークがあると見た目がすっきりするといったメリットがありますが、このようなデメリットがあるということも頭に入れておく必要があります。

玄関からシューズクローク内が丸見えになる

シューズクロークに扉をつけなかった場合、玄関や部屋からシューズクローク内が丸見えになることがあります。すっきりとした玄関を意識して設置したのに、来客があったときに荷物の溢れているシューズクロークが丸見えになって、恥ずかしい思いをした人もいるようです。

さらにシューズクロークの臭いがそのまま室内に入ってくるため、リビングなどでも臭いが気になってしまうケースもあります。

無計画に設計したから使い勝手が悪い

実際に利用するイメージができていないのに、注文住宅の担当者が「おしゃれだし便利だから付けたほうがいいです。」と提案してくれたので、なんとなく付けてしまって後悔している人もいます。

シューズクロークに限らず家の設備は本当に必要なものなのか、しっかりと考えて導入するかどうかを決める必要があります。ただし、自分に必要なのか判断ができないという人もいるかと思いますので、次章ではシューズクロークがどのようなケースだと必要になるのかについて、その条件をご紹介していきます。

シューズクロークの間取り図!無料プレゼント

シューズクロークがあると便利な条件

「シューズクロークはいらない」という声がインターネット上にいくつかありますが、同じように「付けてよかった」という声もあります。このように評価が分かれている理由としては、ライフスタイルや性格との相性も影響します。

そこで、どのようなライフスタイルや性格の人だとシューズクロークのある間取りにして後悔しないのか、その条件について詳しく解説していきます。

整理整頓が得意

大前提としてあるのが、整理整頓が得意かどうかという点です。日頃からすっきりとした部屋で暮らせているなら、シューズクロークも整理整頓されてきれいな状態が保たれるので、シューズクロークのある間取りで快適に暮らせます。

反対に部屋が散らかりやすい人は、シューズクロークも管理しきれずにモノが溢れたり、臭いに悩まされたりすることになり「必要なかった」と後悔することになります。夫婦でどちらかが、整理整頓できないというタイプの場合、どちらかが散らかしてケンカの原因になることもあるので気をつけましょう。

靴が多くて靴箱に収納しきれない

家族の人数が多かったり、持っている靴の数が多かったりする場合には、靴箱に靴が収まりきらないため、シューズクロークのある間取りがおすすめです。まずは現状どれくらいの靴があるかを確認して、それらを収納できるサイズの靴箱を設置できるか検討してください。

ただし、お子さんが女の子の場合、高校生や大学生になると多くの靴を持つようになる可能性があります。現状足りていても、将来的に足りなくなる可能性が高いので、収納可能な靴数は少し多めに見積もってください。そのうえで靴箱に収まりきらないと判断した場合には、シューズクロークを導入しましょう。

アウトドアグッズや自転車、スポーツ用品が多い

キャンプ用品やBBQ用品などのアウトドアグッズ、屋内で保管したい自転車やスポーツ用品などが多いなら、シューズクロークがあると便利です。もちろん、それらを保管するだけの十分なスペースが必要になりますが、部屋にあげなくていいというのは大きなメリットになります。

ベビーカーを使っている

シューズクロークのない玄関の場合、ベビーカーも場所をとるので小さなお子さんがいて、ベビーカーを使っているなら、シューズクロークのある間取りがおすすめです。できればベビーカーを折りたたまずに、そのまま収納できるスペースを確保できると利便性が上がります。

ベビーカーを使わなくなっても、ストライダーなどのお子さんの遊び道具などを保管できるスペースになるので、無駄になることはありません。ベビーカーが必要な年齢のお子さんがいるなら、シューズクロークのある間取りで検討してみましょう。

ただ注意点として子供用品(ストライダーなど)は5歳ぐらいで使わなくなりその後は自転車、スケボー、キックボードなどに変わっていきます。

そうなるとシューズクロークに入らないケースもあるため、子供用品を使わなくなった場合のこともしっかり考えておきましょう。

シューズクロークで後悔しないための5つのポイント

シューズクロークのある間取りにしようと決めたものの、「いらない」や「めんどくさいから使わなくなった」という口コミを目にすると、気持ちが揺らいでしまいますよね。そのような人のために、シューズクロークで後悔しないためのポイントを5つご紹介していきます。

  • 換気扇や空気清浄機をつける
  • コンセントを設置する
  • ライトか窓をつける
  • 動線や使用用途をしっかり検討する
  • 必要に応じて扉を設置する

この5点を意識して間取りを決めて、あとはこまめに整理整頓しておけば後悔する可能性はかなり低くなります。それぞれのポイントについて詳しく解説していきますので、ぜひ間取り検討の参考にしてください。

換気扇や空気清浄機をつける

整理整頓をしっかりしていても、脱いだ靴や汗で濡れた雨具などの臭いは解消できませんので、その対策としてシューズクロークに換気扇や空気清浄機をつけましょう。換気扇があれば空気の流れができるので、シューズクローク内の空気が常に入れ替わり、臭い対策になります。

換気扇が難しい場合には空気清浄機がおすすめです。ただし、いずれの方法も臭いの問題を根本から解決しているわけではありませんので、履いた靴や濡れたウェアなどは、こまめにお手入れして、臭いを発生させないように心掛けてください。

コンセントを設置する

シューズクロークを設置するなら、必ずコンセントを1〜2ヶ所に付けてください。シューズクロークにコンセントがあることで、下記のようなことが可能になります。

  • 掃除機を用いた掃除
  • 空気清浄機による臭い対策
  • 電動自転車の充電
  • 除湿機による靴や雨具の乾燥

コンセントがないことを後悔している人もいますので、設計の段階からコンセントを設置してもらいましょう。

照明か窓をつける

シューズクロークを物置と考えて、照明も窓も設置しない間取りにしているケースもありますが、実際に使ってみると暗くて不便さを感じることになります。探しものを見つけにくく、何よりも暗いと転倒などのリスクもあります。

できればシューズクロークには人感センサー付きの照明を設置してください。それが難しいようであれば窓でも構いませんが、窓しかつけない場合には、夜になるとシューズクローク内が暗くなってしまうということを頭に入れておきましょう。

動線や使用用途をしっかり検討する

シューズクロークの動線や使用用途を明確にしないまま間取りを決めてしまうと、多くのケースでめんどくさくなってシューズクロークを使わなくなります。実際に生活してみないとわからない部分ではありますが、暫定でもいいので使ったときのイメージを家族で共有しておきましょう。

設計会社の担当者がおすすめしたからという理由だけで、何も考えずに付けてもらうのはNGです。きちんと自分たちが使いやすいようにレイアウトできるのが注文住宅の魅力ですので、どのように使うのかをきちんと検討した上で、設置するかどうかを決めてください。

必要に応じて扉を設置する

扉のないシューズクロークのほうが利便性は高く、デザインもスッキリします。ただし整理整頓がきちんとできない場合や、靴やウェアのメンテナンスをこまめにできない場合には、扉がないことによるデメリットが大きくなってしまいます。

間取りの関係で、どうしても玄関や部屋からシューズクローク内が見えてしまうという場合には、引き戸を付けておくのがおすすめです。引き戸なら普段は開けておき、来客があるときに閉めるといった使い方が可能になります。

もちろん間取りによっては、玄関や部屋からシューズクローク内を見えなくすることも可能ですので、整理整頓に自信がないけどシューズクロークを付けたいという人は、その要望を伝えたうえで間取りを提案してもらいましょう。

シューズクロークはいくつかの提案を比較して決めよう

ここまでの説明で、どのようなシューズクロークだと後悔するのか、どのような点に注意すれば理想のシューズクロークになるのかを把握できたかと思います。ただ、実際に間取りを見てみないことには具体的なイメージができませんよね。

すでに住宅メーカーから間取りを提示されているけど、本当にそれでいいのか判断つかずに迷っている人もいるかと思います。そこでおすすめなのが、無料で間取りプランをいくつも提案してくれる「タウンライフ家づくり」というサービスです。

タウンライフ家づくりには全国1190社の優良企業が登録しており、間取り作成依頼をすると対応可能な企業がそれぞれの個性を活かして間取り提案してくれます。間取りの相談もできるので、初めて家を建てるという人にもぴったりです。

もちろんサービスの利用は無料。見積もり金額の比較もできるので、相場よりも安く注文住宅を建てられるといったメリットもあります。まだ依頼する業者が決まっていないというのであれば、「タウンライフ家づくり」を活用して理想の間取りを手に入れましょう。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

シューズクロークがあると玄関がすっきりとすると思って、シューズクロークのある間取りにしたものの、現実にめんどくさくなって使わなくなったり、荷物を詰め込みすぎて不便になったりして、後悔しているケースも少なくありません。

おしゃれだからという理由だけで付けるのではなく、まずは自分たちのライフスタイルや性格に合っているのかどうかを検討してください。そのうえで、自分たちに必要なものだと判断したなら、シューズクロークのある間取りを提案してもらいましょう。

理想の間取りを手に入れるには比較検討が重要になりますので、1社だけに提案依頼するのではなく、「タウンライフ家づくり」などを利用して、複数社に提案依頼しましょう。