注文住宅でパントリーはいらない?後悔した5つの理由!失敗しない間取りを解説

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注文住宅にパントリーを付けようと思って情報収集してみたところ、「後悔している」といった情報がインターネット上にいくつかあり、戸惑っている人もいるのではないでしょうか。パントリーがあると便利そうに思えるのに、なぜ後悔しているのか気になるところですよね。

そこでここでは、パントリーのある間取りにして後悔する理由と、後悔しないためにはどのような点に注意して間取りを決めればいいのかについて、わかりやすく解説していきます。パントリーを付けるかどうかで迷っている人は、ぜひ間取り決めの参考にしてください。

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パントリーのある間取りにして後悔した5つの理由

まずはパントリーのある間取りで注文住宅を建てた人が、どのような理由で後悔しているのかを見ていきましょう。パントリーを付けて後悔した理由は下記のとおりです。

  • 動線を考えていなかったため使い勝手が悪い
  • 狭くて十分な収納スペースがない
  • 広すぎて食材を管理しきれなくなった
  • こまめな整理整頓、掃除が必要で手がかかる
  • 湿気や熱がこもりやすくカビが発生する

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

動線を考えていなかったため使い勝手が悪い

パントリーはキッチンに隣接する場所に配置するのが基本ですが、スペースを確保できなかったため、キッチンから離れた場所に配置してしまうことがあります。この場合、食材や調味料などが必要になるたびにパントリーまで取りに行く必要があり、不便に感じることになります。

玄関からパントリーまでが遠い場合にも、買い物してきた食材などを保管するために手間がかかります。このように生活の動線を考えずに配置すると使い勝手が悪くなり、徐々にパントリーを使わなくなってしまい「これならいらなかった」と後悔することになります。

狭くて十分な収納スペースがない

パントリーを付けたものの、間取りの関係であまりにも狭くなってしまい、後悔しているというケースもあります。パントリーが狭すぎると、保管しきれない食材がキッチンに溢れてきて、スッキリとしたキッチンからかけ離れた状態になってしまいます。

それを回避するために無理してパントリーに収納しようとすると、視認性が落ちてしまいます。その結果、ストックしてあることに気づかずに必要ないものを購入したり、反対にストックすることを諦めたりすることになり、不満を感じることになるわけです。

広すぎて食材を管理しきれなくなった

パントリーが広すぎる場合も後悔する理由となっています。パントリーが広いとたくさんの食材や調味料などをストックできますが、あまりにも広すぎると何をどれだけストックしているのか管理しきれなくなって後悔することになります。

しかもパントリーが広くなるということは、キッチンやリビングなどが狭くなるわけで、暮らしの空間にゆとりがなくなってしまいます。生活を快適にするはずのパントリーも、適正なサイズにしておかないと後悔することになることを頭に入れておきましょう。

こまめな整理整頓、掃除が必要で手がかかる

パントリーは食品を保管する場所ということもあり、保管環境の管理がとても重要になります。このため、日頃から整理整頓を心掛けて、定期的に掃除をするなどしてきれいな状態を保つ必要があります。このため、整理整頓や掃除が苦手という人は「これならいらない」となるわけです。

また、定期的な賞味期限の確認作業も必要になります。たくさんストックできるからといってまとめ買いした結果、賞味期限までに使い切れなくなることがあり、きちんとチェックしておかないと、賞味期限が過ぎた食品を食卓に出してしまうなんてことも考えられます。

湿気や熱がこもりやすくカビが発生する

パントリーは倉庫のような役割があるため、多くのケースで換気扇が設置されておらず、湿気や熱がこもってしまいがち。そのような環境はカビが発生しやすいだけでなく、保管していた食材が腐ってしまうこともあります。

さらにはゴミ箱をパントリー内に設置した場合には、生ゴミなどの匂いがこもりやすく、衛生面での不安を感じている人も少なくないようです。これらの対策としてしっかりとした衛生管理が必要になることをめんどくさく感じている人もいます。

パントリーのある間取りにする3つのメリット

パントリーのある間取りにして後悔しているという声があるものの、パントリーそのものは機能性が高く、ゆとりのある生活を与えてくれる住宅設備のひとつです。具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

たくさんの食料品をストックできる

パントリーの魅力はなんといっても、大容量の収納力にあります。食料品を安いときに買いだめしておくこともできますし、まとめ買いしても収納しきれなくて困るといったことがないので、買い物の回数を減らせるといったメリットもあります。

最近は災害に備えてローリングストックという考え方が定着しつつありますが、これもたくさんの食料品をストックできるパントリーがあるからこそ実行できます。このように、いざというときに対してしっかりと備えられるのも、パントリーの魅力のひとつです。

調味料や食材などを管理しやすい

たくさんの食料品をストックするだけなら、キッチンの収納を増やせばいいと思うかもしれませんが、キッチン収納は扉をつけることになるので、どこに何を収納したのかわかりにくく、何をストックしているのか管理しきれなくなります。

パントリーなら視認性もよく、何をどれくらいストックしていて、何が不足しそうなのかもすぐにわかります。しかも取り出しやすいので、調理をするときの効率もよくなります。必要なものが見つからないストレスからも解放され、生活にゆとりが出てくるのもパントリーのメリットです。

キッチンがスッキリして使いやすくなる

パントリーがあるとキッチンの収納は最小限にでき、しかも普段使わない調理器具や食器などはすべてパントリーに収納できるので、キッチンの見た目がスッキリとします。まるでモデルハウスのようなキッチンになるので、突然の来客があっても慌てることがありません。

もっとも、スッキリとしたキッチンは、整理整頓する習慣がないと維持できません。パントリーがあるだけでスッキリとしたキッチンが手に入るわけではありませんので、その点はしっかりと頭に入れておきましょう。

パントリーで後悔しないための間取りのポイント

たくさんの食料品を保管でき、災害対策もしやすくなるパントリーですが、何も考えずに設置してしまうと後悔することになります。そうならないために、間取りを検討する段階で下記5つのポイントを抑えておきましょう。

  • 十分な収納スペースを確保する
  • コンセントをつける
  • 開口部を広くする
  • 保管状況をひと目でわかるようにする
  • 動線をよく考えた間取りにする

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

十分な収納スペースを確保する

パントリーは収納庫ですので、それほど広いスペースを確保しなくてもいいと考えている人もいるかもしれません。ただ狭いパントリーでは十分な収納スペースを確保することができず、食料品などがキッチンに溢れてきてしまいます。

収納スペースに余裕がないと視認性も下がってしまい、保管しているものを管理しきれなくなるといった問題もあります。どれくらいの広さが必要なのかは別記事でご紹介しますので、ここではまず「パントリーは十分な広さが必要」ということだけ覚えておきましょう。

コンセントをつける

パントリーに湿気や熱がこもらないようにするには、除湿機やサーキュレーターなどを設置する必要があります。ただ、電気がないとそれらを動かすことができませんので、パントリーには必ずコンセントを付けるようにしてください。

コンセントがあると掃除機も使えるようになるので、パントリーの掃除も楽になります。また、窓があっても夜間は暗くなってしまい、視認性が下がってしまいますので、照明器具もできるだけ最初から設置しておきましょう。

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開口部を広くする

食料品をまとめ買いするときには、たくさんの荷物を持ってパントリーに入ることになるため、パントリーの開口部は十分な広さを確保した間取りにしてください。開口部が狭いと1度荷物をどこかに置いて、数回に分けて運び入れることになってしまいます。

ただし開口部が広くなると、間取りによってはリビングからパントリー内部が丸見えになってしまいます。とはいえ、内部が見えないようにするために扉をつけると利便性が下がってしまいます。便利に使えて、目隠しもしたいというのであれば、開口部にカーテンを付けられる構造にしておきましょう。

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保管状況をひと目でわかるようにする

パントリーは視認性を意識してデザインしましょう。たとえば棚に奥行きがあると収納量はアップしますが、棚の後ろ側にストックしたものが見えなくなって、使われないまま長期間放置されたり、同じものを買ってきてしまったりします。

もちろん棚に詰め込んでしまうのもNGです。ストックしたいものをリストアップしておき、それに見合うだけの収納スペースを確保した間取りにしましょう。また、通路を狭くしすぎると全体を把握できなくなるので気をつけてください。

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動線をよく考えた間取りにする

パントリーをどこにレイアウトするのかは、間取りを決めるときにとても重要なテーマのひとつです。理想は玄関側からアクセスしてキッチンに抜けられるウォークスルータイプのレイアウトです。そうすることで買い物から帰ったときの動線にムダがなくなります。

ただし、ウォークスルータイプのパントリーは同じサイズのウォークインタイプと比較して収納量が少なくなるため、スペースに余裕がない注文住宅には適していません。動線を考えた間取りにすることはとても重要ですが、動線ばかり優先すると使い勝手が悪くなることもあるので注意が必要です。

パントリーは間取りを比較して決めよう

これまでなんとなく「パントリーがあるといいな」と思っていた人も、ここまでの説明で、後悔することのない満足度の高いパントリーにするのは簡単ではないことを理解してもらえたかと思います。ただし、実際に間取りを考えるのは住宅メーカーですので、実はそこまで頭を悩ます必要はありません。

住宅メーカーにパントリーに対する要望を伝えて、それを反映した間取りを確認しながら詳細を詰めていくだけですので、初めて家を建てるという人でも提案力に優れた住宅メーカーに依頼することで、理想のパントリーを手に入れることができます。

もちろん住宅メーカーごとに提案力が異なりますので、住宅メーカーに提案依頼するときには1社だけでなく、複数社に間取りを提案してもらう必要があります。それぞれの間取りを比較することで見えてくることもありますので、同時並行で複数社に相談してください。

このとき、1社ずつ提案依頼をすると手間も時間もかかってしまいます。仕事が忙しくてとても複数社に相談できそうにないというのであれば、全国の優良業者が間取りプランを無料で提案してくれるタウンライフ家づくり」をご利用ください。

複数の間取りを比較して選べるだけでなく、間取りの相談にも乗ってくれます。しかも相見積もりの形になるため、それぞれの住宅メーカーが相場よりも安い値段で提示してくれるので、注文住宅を安く建てられるといったメリットもあります。

パントリーがいるかいらないかで迷っている人も、まずはタウンライフ家づくりを使って間取りを比較検討し、満足度の高い間取りを手に入れましょう。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

インターネットで情報収集していると、パントリーのある間取りにして後悔しているという声がいくつもあります。それでも、動線や使い勝手をよく考えて導入したパントリーは、キッチンがスッキリするだけでなく、災害に備えたストックもできるようになるなど、住宅としての満足度を上げる設備になります。

ただし、パントリーを導入しただけでキッチンがスッキリしたり、食料品を管理できるようになったりするわけではありません。きちんと日頃から整理整頓や掃除が必要ですし、何よりも使いやすさを考慮した間取りにしておく必要があります。

パントリーを導入して後悔しないためにも、まずは自分たちのライフスタイルに必要な設備なのかをしっかりと検討してください。そのうえで必要だと判断したら、あとは間取りの比較をするためにタウンライフ家づくりを使って間取りの提案依頼を行いましょう。