ランドリールームはいらなかった?後悔した理由11選!失敗しないためのポイント

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注文住宅を建てる前に見学に行ったモデルハウスでランドリールームの存在を知り、自分の家にも絶対に付けたいと思っている人いますよね。でも実際にランドリールームのある間取りにした結果、後悔しているという声が多く、導入するかどうかは慎重に判断する必要があります。

そこでここでは、ランドリールームのある間取りにして後悔したという人が、どのような理由で後悔しているのかについて、わかりやすく解説していきます。失敗しないためのポイントも合わせてご紹介していきますので、これから家を建てるという人はぜひ参考にしてください。

ランドリールーム後悔した間取り11選

インターネットで調べてみると、ランドリールームのある間取りにしたことを後悔している人が何人も見つかりますが、人によってその理由が異なります。具体的にどのような理由で後悔しているのか、理由ごとに詳しく見ていきましょう。

理由1.建設コストが上がってしまった

ランドリールームは部屋がひとつ増えるだけと考えている人もいるようですが、他の部屋とは違って水道が必要になるため水道工事が必要になります。さらに除湿乾燥機なども必要になるため、どうしても注文住宅の建設コストが上がってしまいます。

もちろんコストに見合うだけの利便性があればいいのですが、実際には高額な費用をかけて付けたのに使わなくなるケースもあり、結果的に「いらなかった」となるわけです。ランドリールームを追加すると数十万円のコストアップになるとされていますが、本当にその金額を払ってまで必要な設備なのか、よく考える必要があります。

理由2.広すぎて洗濯物がなかなか乾かない

大は小を兼ねるということで、ランドリールームが広くなる間取りにしたところ、洗濯物がなかなか乾かず、「もっと狭くしておくべきだった」と後悔するケースが多いようです。乾くのに時間がかかるということは、それだけ電気代もかかってしまいます。

もちろん広いからこそ便利に使えるところもありますが、間取りが広くなると掃除などのお手入れも大変になります。広ければ広いほどランドリールーム内での移動距離も長くなり、さらには建設コストも上がってしまい、「いらなかった」と後悔することになります。

理由3.狭くて洗濯物を干すスペースが足りない

ランドリールームは狭くても後悔することになります。間取りの都合で狭くなってしまったら、洗濯物を干すスペースが足りなくなるというのはよくある失敗のひとつ。狭いと干した洗濯物を避けながら移動する必要があり、ストレスを感じるという人もいます、

さらに梅雨など湿度の高い時期は洗濯物が乾ききらず、リビングに干した結果、部屋干しの匂いが気になってしまうこともあります。そうならないためにも、きちんと洗濯物の量に見合った広さのランドリールームにする必要があります。

理由4.部屋にカビが発生してしまった

ランドリールームは洗濯物を干す場所ですので、どうしても湿度が高くなりがちです。このためこまめに換気をするなど湿気対策をしておかなくてはいけませんが、それでも部屋のあちこちにカビが発生することもあります。

そうなると壁紙を貼り替えなくてはいけなくなるのですが、交換してもすぐにカビが発生するので、結局ランドリールームに洗濯物を干すことを諦めて外干しするようになります。こまめにお手入れすればカビの発生は抑えられますが、手間を考えると「いらなかった」となりがちです。

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理由5.家族が洗濯を手伝ってくれないから孤独感がある

洗濯からアイロンがけまで完結できるランドリールームはとても便利に思えるのですが、実際に使いはじめてみると、家事をする人がずっとランドリールームで孤立することになります。家族が手伝ってくれるならいいのですが、そうでないと孤独を感じるようになってしまいます。

小さなお子さんがいる場合には、リビンクで遊ぶ子どもの姿が見えなくて不安になることもあり、結果としてアイロンがけや洗濯物をたたむ作業に、リビングを使うようになることも珍しくありません。このため、ランドリールームは人によって相性があり、使いこなせない人もいるということを頭に入れておきましょう。

理由6.ランドリールームへの動線が悪くて使いづらい

ランドリールームがあると、洗濯の作業を同じ場所でできるようになるため、効率が上がるように思えますが、間取りの都合でランドリールームが家事動線の中に組み込まれていない場合、わざわざランドリールームまで移動するようになり、不便さを感じることになります。

実際の生活では洗濯物の途中でキッチン作業をすることもありますし、ちょっとリビングで休憩したくなることもありますよね。そういうときに、ランドリールームへの動線が悪いと移動がめんどくさくなってしまいます。

理由7.ファミリークローゼットを付けるべきだった

注文住宅を建てるときの予算が足りず、ランドリールームに併設されるファミリークローゼットを諦めて後悔している人もいます。ファミリークローゼットがあれば、洗濯物をたたんでそのまま収納できるのですが、そうでない場合には個別のクローゼットに持っていかなくてはいけません。

それぞれの部屋がランドリールームに近いならそれほど不便さは感じませんが、ランドリールームが間取りの都合で部屋から離れた場所にあると、「こんなことならもう少しお金をかけてでもファミリークローゼットを付けておくべきだった」と後悔することになります。

理由8.リビングやキッチンが狭くなった

ランドリールームの使い勝手を優先させると、どうしても他のスペースが狭くなります。たとえばランドリールームが1畳と3畳では、2畳分もスペースに違いがあり、もしランドリールームを3畳にすると、それだけリビングやキッチンの広さが圧迫されてしまいます。

間取りを決めるときに頭ではわかっているものの、実際の生活が始まると「ランドリールームをなくして、キッチンをもう少し広くすればよかった」と後悔するわけです。ランドリールームの便利さは、他のスペースの便利さや快適さとトレードオフになることを覚えておいてください。

理由9.作業台を付けたけどほとんど使っていない

作業台があるとアイロンがけや洗濯物を干すなどの作業効率が上がると聞いて、ランドリールームに作業台を付けたもののほとんど使っておらず、「いらなかった」としている人もいます。しかも空間が狭く感じるなどのデメリットもあり、後悔につながりやすい設備となっています。

作業台に限らず、住宅メーカーの担当者が勧めている設備を何も考えずに導入した結果、生活をスタートさせてから不便に感じて、使わなくなるというのは、注文住宅あるあるのひとつです。自分にとって、本当に必要な設備であると判断したうえで、導入するようにしましょう。

理由10.ホスクリーンの配置が使いづらい

室内干しをするために、ホスクリーンを設置してもらったところ、とても使いづらい配置になっていて困っている人もいます。洗濯物はかなりの重量になるため、ホスクリーンを取り付ける場所は補強を施してあり、他の場所に移動させるのは簡単ではないため、不便な場所で使い続けている人もいるようです。

また、昇降式のホスクリーンにしなかったことを後悔している人もいます。昇降式にすれば子どもでも洗濯物を干すことができるので、子どもと一緒に選択できるなどのメリットがあります。手動タイプの昇降式ホスクリーンはそれほど高額ではありませんので、昇降式か固定式かで迷っている人は、昇降式がおすすめです。

理由11.子どもが独立したら必要なくなった

4人家族の洗濯物を干せるサイズのランドリールームを設置したのに、子どもが独立して夫婦2人ぐらしになり、そもそもランドリールームが必要なくなるというケースもあります。そのときにどのように活用するのかを決めておかないと、後悔することになります。

リフォームするという選択肢もありますが、将来のことを考えずに間取りを決めてしまうと、リフォーム費用が高額になります。ランドリールームを導入する場合には、きちんと10年後、20年後のことも考えて間取りを決めるようにしてください。

目的が明確ならランドリールームは洗濯の時短になる

こんなにも後悔することになるなら、そもそもランドリールームのない間取りにしたほうがいいのかもしれないと思うかもしれません。ただし、後悔している人の多くは、使用用途もそれほど明確ではなく、「あったら便利」くらいの感覚で導入している人がほとんどです。

どのように使用するのか具体的なイメージができていて、目的が明確になっていればランドリールームは下記のようなメリットがあり、生活にゆとりを与えてくれます。

  • 洗濯作業の効率が上がる
  • 天候を気にせずに洗濯物を干せる
  • 洗濯物を花粉やPM2.5などから守れる

ランドリールームがあれば洗濯作業の効率がアップすることは間違いなく、毎日家事に追われるといった状況から解放されます。しかも雨の日でも風が強い日でも洗濯物を干すことができ、洗濯物が溜まってしまうのを避けられます。

そして何よりも嬉しいのは、花粉やPM2.5などの有害物質などから衣類を守れるということです。花粉症で悩んでいる人にしてみれば、室内干し環境が整っているというだけで、ランドリールームを導入する価値があります。

ただし、そのような恩恵を受けて満足度の高いランドリールームにするには、ある程度の知識を身につけておかなくてはいけません。ランドリールームのある間取りで失敗や後悔をしないために、どのような点に注意すればいいのか、次章で詳しく解説していきます。

ランドリールームの間取りで失敗しない方法5選

ランドリールームのある間取りにしたいけど、後悔することになるのではないかと不安になって、迷っている人もいますよね。ここではそのような人のために、ランドリールームのある間取りで失敗しない方法をご紹介していきます。

目的に合わせてスペースを確保する

まず大事なのは広すぎず、狭すぎない最適な広さを確保するということです。まずはランドリールームをどのように使いたいのか、何をしたいのかを明確にしましょう。どれくらいの洗濯物を干せればいいのか、収納はどれくらい必要なのかなど、時間をかけて検討してください。

この作業を軽視すると、生活をスタートさせてから

Aさん
Aさん

こんなつもりではなかった

と後悔することになります。完璧でなくても構いませんので、まずは洗濯機など配置予定のものをすべてリストアップして、あとは作業動線なども考えて最適な広さを導き出しましょう。

コンセントを多めに用意する

洗濯物を効率よく乾かすために、ランドリールームは日当たりのいい場所に配置するのは理想です。ただ日当たりがいい場所はリビングを配置するのがセオリーで、水回りは日当たりが悪い北側になりがち。そうなると、太陽の光で洗濯物を乾かすことが難しくなります。

このため室内乾燥機やサーキュレーターなどを活用して、洗濯物を乾燥させることになるので、それらを稼働させるためのコンセントが必要になります。ランドリールーム内で使う予定の家電をリストアップして、それよりも1〜2個多めに使えるようにコンセントを設置してください。

湿気対策をしっかりと行う

ランドリールームは湿気がこもりやすいので、湿気対策やカビ対策は必須です。基本的に24時間ずっと換気扇を回しておき、さらには除湿機やヒーターなども置いて、積極的に湿気を取り除くようにしましょう。空気を循環させるためにサーキュレーターや扇風機を回すのも有効です。

また、調湿作用のある壁紙を選んだり、壁材を珪藻土や漆喰にしたりするといった方法もあります。それでもカビが発生することもありますので、ランドリールームはこまめに清掃し、そのたびにカビが生えていないかチェックしましょう。

生活動線を意識してレイアウトする

ランドリールームはそれだけで洗濯作業が完結する空間ですが、実際には作業の途中で出入りすることもありますし、洗濯した衣類をそれぞれの部屋に運ぶなどの作業が発生します。このとき、不便さを感じないようにランドリールームをレイアウトしましょう。

理想はバスルームに隣接するスペースで、隣接していればランドリールームで衣類を脱いでから、バスルームに移動するといった使い方ができます。また、干したタオルもたたんですぐに収納できるなど、家事の効率がアップします。

どこに配置するかで使い勝手が大きく変わるので、ランドリールームの間取りにはこだわるようにしてください。

タウンライフ家づくりで間取りを比較する

ランドリールームで後悔しないためには、広さや間取りが重要ですが、初めてランドリールームのある注文住宅を建てる場合、どれくらいの広さで、どこに配置するのが理想なのか判断できませんよね。そこでおすすめなのが、「タウンライフ家づくり」を使った間取りの比較です。

タウンライフ家づくりは、注文住宅の間取りと費用相場を一括比較できる無料サービスです。登録している複数社が間取りや見積書を提出してくれるので、それぞれの間取りを比較することで、理想のランドリールームを具体的にイメージできるようになります。

登録されている業者は大手メーカーも含めた全国の優良業者ばかりで、安心して利用できるというのもおすすめポイントです。しかも相見積もりの形になるので、いずれの業者も相場よりも安値を提示してくれるといったメリットもあります。

もちろんランドリールーム以外の部分でも、使い勝手のよい間取りになるように提案してくれますので、間取りで失敗したくないという人は、ぜひタウンライフ家づくりをご活用ください。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

ランドリールームのある間取りにしたものの、家事の効率がそれほど上がらないどころか、湿気やカビに悩まされて「これならいらなかった」となっている声が多数あります。ただし、これらの多くは、時間をかけて検討せず、便利だというイメージだけで導入したケースがほとんどです。

まずは自分たちの生活に最適な広さを決めて、その広さに見合うだけの湿気対策を行いましょう。それだけでカビや匂いの心配が大幅に下がります。また、生活動線を意識したレイアウトにすることも重要です。ランドリールームは必ず使い勝手がいい場所に配置しましょう。

間取りを決めるときには、1社だけに相談するのではなく、複数社に間取りを提案してもらい、比較検討することも重要です。利用する住宅メーカーがまだ決まっていないというのであれば、「タウンライフ家づくり」を使って、間取りの比較を行ってください。