積水ハウスのシャーウッドで後悔した5つの口コミ理由!間取りで失敗しないためのコツ

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積水ハウスは1960年に積水化学工業のハウス事業部として始まり、現在では年間12,000戸の注文住宅を販売する、業界トップクラスのハウスメーカーです。注文住宅だけでなく、賃貸物件でも人気が高く、引っ越しするなら積水ハウスと決めて物件探しをしている人もいます。

そんな積水ハウスは鉄骨に強いイメージがありますが、注文住宅では自然素材の優しさを感じられる木造のシャーウッドも人気があります。ただし、シャーウッドで建てた人のすべてが満足しているわけではなく、後悔するだけでなく、手放してしまったというケースもあります。

そこでここでは、なぜ積水ハウスのシャーウッドで後悔したのか、どうすればそれを回避できるのかについて、詳しく解説していきます。

積水ハウス・シャーウッドの魅力

積水ハウスのシャーウッドは、モノコック構造とラーメン構造の長所を融合した「シャーウッドハイブリッド構造」を採用した木造の注文住宅です。木材の持つ自然のぬくもりを活かしたデザインと、開放感のあるリビングや、伸びやかな吹き抜けなどの大胆な空間設計に特長があります。

木造は耐震性が低いというイメージがあるかもしれませんが、阪神淡路大震災の年に誕生したシャーウッドは、木造でありながら鉄骨並みの耐震性を有しています。ただし、家づくりの自由度を損なうことなく強度を上げているため、自分の理想とする家づくりを行えます。

さらに陶器外壁であるベルバーンを採用することで、温かみのある外観に仕上がります。木材の美しさと陶器の美しさが調和し、世界にひとつだけの家が完成します。注文住宅といっても、個性のない住宅が多い中、積水ハウスのシャーウッドなら、世界に1つだけの完全オリジナルの注文住宅を手に入れることができます。

シャーウッドはこのような魅力を持った注文住宅ですが、大手ハウスメーカーの商品ということもあり、坪単価は70万〜110万円と高額に設定されています。さらに魅力的なオプションが揃っており、家を建てるのに総額4,000万円前後かかります。

それでも価格に見合うだけのサポート体制と高い独自技術があり、さらには積和建設を中心とした直接責任施工体制を採用しているため、トラブルのない家づくりが期待できます。積水ハウスのシャーウッドは、スムーズな家づくりをしたい人に最適な注文住宅になります。

積水ハウスのシャーウッドを選んだ理由

積水ハウスのシャーウッドはとても高額な家ですが、それでも多くの人が選んでいる注文住宅でもあります。価格は高くてもそれに見合うメリットがあるためですが、その具体的な理由について見ていきましょう。

  • 業界トップの安心感がある
  • 耐震性や耐久性が高い
  • 断熱性に優れていて冷暖房効率が良い
  • 設計士の評判がよく、自由設計で理想の家づくりができる
  • アフターサポートがしっかりしている

見た目の美しさに一目惚れしている人もいますが、担当者から機能性の説明を受けて選んでいる人も多く、その中でもやはり耐震性の高さが大きな魅力になっているようです。日本ではいつどこに大地震がやってきてもおかしくないわけで、そういうときに簡単に倒壊する家では困ります。

構造材や部材にこだわり、さらには繰り返し振動実験を行うことで高い耐震性を実現し、その強さが耐久性に繋がり、いつまでも安心して暮らせるという点も高く評価されています。断熱性や気密性に優れており、冷暖房効率が良いため光熱費が下げられるという点も、選ばれる理由のひとつになります。

機能性が高いだけでなく、邸別自由設計にこだわり、1邸ごとに敷地や気候条件を考えて一級建築士が提案してくれます。さらには住まいのスペシャリストがアイデアを出してくれるので、家づくりが初めてという人でも安心して進めることができます。

建てた後も初期30年保証があり、さらには再保証制度があり定期点検を受けることで、建物が存在する限り保証を受けることができます。さらには1邸ごとに住まいのデータを管理、共有しているので担当者が変わっても、情報をしっかりと引き継いでもらえます。

そして何よりも「積水ハウス」というネームバリューの影響は大きく、大手ハウスメーカーである安心感があり、それに見合うだけのサポート体制で対応してもらえるのは、積水ハウスのシャーウッドを選ぶ最大の理由になっています。

積水ハウス・シャーウッドの注文住宅で後悔した5つの理由

ここまでの説明だけですと、積水ハウスのシャーウッドで建てて後悔する要素なんてなさそうですが、実際には建ててから残念な思いをしている人たちがいます。その後悔の理由として多いものを5つ挙げてみました。

  • 総額が4,000万円以上になり返済が家計を圧迫
  • モデルハウスほど魅力的な仕上がりになっていない
  • リフォームするときに積水ハウスしか選べない
  • 予算の都合で設備のランクを落として使い勝手が悪くなった
  • オプションをいろいろ付けたけど実際には使っていないものもある

それぞれの後悔の理由について、詳しくご紹介していきます。

総額が4,000万円以上になり返済が家計を圧迫

積水ハウスのシャーウッドは坪単価が70万〜110万円にもなりますので、希望するオプションをすべて含めると総額が4,000万円を超えてしまいます。さらに土地の価格も加わりますので、土地価格が1,000万円なら5,000万円にもなります。

5,000万円をフラット35で借りたとすると、ボーナス払い無しでの毎月の返済額は約14万円になります。それだけの収入があれば問題ありませんが、そもそもの予算が3000万円台の前半だったという人の場合には、この返済が家計を圧迫します。

岩井佑樹
岩井佑樹

金銭的な無理をして積水ハウスのシャーウッドで建てた場合には、返済が苦しくなり後悔することになります。

建てるときには十分な収入があっても、共働きができなくなって返済が苦しくなるということもありますので、背伸びをしての購入は避けておきたいところです。

モデルハウスほど魅力的な仕上がりになっていない

モデルハウス横スライド出来ます

積水ハウスは全国にモデルハウスがあり、シャーウッドも実際に建っている住宅をチェックできます。そのことは良いことなのですが、

岩井佑樹
岩井佑樹

問題はモデルハウスはハイグレードな設備が満載で、実際に建てる家とは必ずしも同じではないという点にあります。

さらにはモデルハウスのインテリアは専門家がデザインしており、何よりもそこでは誰も生活していません。生活感がないからこその美しさがモデルハウスにはあり、実際に家を建てて暮らしてみると、生活感もありモデルハウスほど魅力的な空間にはなりません。

もちろん、これは他のハウスメーカーでも起きることですが、積水ハウスのモデルハウスがあまりにも美しすぎるため、期待が膨らむことにも原因があります。モデルハウスを訪問するときには、その点も頭に入れてチェックしましょう。

リフォームするときに積水ハウスしか選べない

積水ハウスは自社の独自規格や独自の工法で家を建てており、将来的に補修やリフォームを行うことになったときにも、積水ハウスに頼らなくてはいけません。積水ハウスの補修やリフォームは、地域密着型の工務店よりも割高ではあるものの、積水ハウス以外に依頼すると住宅の保証が失効するケースもあります。

岩井佑樹
岩井佑樹

大手ハウスメーカーで家を建てるということは、メンテナンスも含めて、ずっとそのハウスメーカーと付き合っていくことになり、積水ハウスも例外ではありません。

それを理解せずに家を建ててしまい、メンテナンス費用の高さで困惑するということがよくあります。

シャーウッドで長く暮らすためには、住宅ローンも返しつつ、メンテナンス費用も貯蓄しなくてはいけません。結局はお金の問題になりますが、それだけの余裕がないと建ててから後悔することになります。

予算の都合で設備のランクを落として使い勝手が悪くなった

予算が限られているけど、どうしてもシャーウッドで暮らしたいという場合には、高機能な設備を選ばずに、すべて安価な設備にすることになります。そうすることで総額を抑えることができるので、低予算でも建てられないことはありません。

ただ、安価な設備は最小限の機能しかなく、使い勝手も悪いためストレスになります。もちろんあとから高機能設備に交換することもできますが、高額な費用が発生しますので、最初から付けているよりも損をします。

高額な注文住宅ですので、安価な設備でもそれなりの品質のものが採用されていますが、モデルハウスで使っているものと比較すると見劣りします。

岩井佑樹
岩井佑樹

暮らしを快適にしてくれるのは、使い勝手のいいキッチンやお手入れをしやすいバスルームなどの設備です。

それらを妥協しなくてはいけないくらいなら、もう少し坪単価の安いハウスメーカーで建てることをおすすめします。

オプションをいろいろ付けたけど実際には使っていないものもある

設備に妥協しないことが後悔しないコツになりますが、反対に担当者のおすすめで付けたけどまったく使わないオプションというのも出てきます。

岩井佑樹
岩井佑樹

例えば温暖な地域なのに床暖房を導入してしまい、1年に1回も稼働させず無駄になったと後悔している人もいます。

こちらは検討不足が原因で積水ハウスに問題はないのですが、優秀な担当者であれば必要ないものは「不要です」と言ってくれるのですが、売上優先になると使わないと分かっていても「あったほうがいいですよ」と勧めてくることもあります。

そうならないためには、検討の段階で積水ハウスだけでなく他のハウスメーカーの提案もチェックして比較検討する必要があります。この点については次章で詳しく解説します。

大手ハウスメーカー9社の坪単価はこちら!

比較検討を行って後悔のない家づくりを目指そう

注文住宅を建てるときに、最も大事なのはハウスメーカー選びです。どのハウスメーカーで建てたいという希望があったとしても、まずは複数のハウスメーカーに提案をしてもらい、その提案を比較検討することから始める必要があります。

その比較検討によって、自分たちがこれから建てる家に何を望んでいるかが明確になり、さらには予算の範囲で何ができるかが見えてきます。予算が足りなくてできないことがあるなら、予算を増やすか諦める。もしくは低予算で実現してくれる格安ハウスメーカーや、地域密着型の工務店に依頼することになります。

ただし、複数の業者とやり取りするのは手間も時間もかかるので、それを嫌って多くの人が最初から1社に絞り、そして建ててから後悔することになります。とはいえ最近は、間取り一括見積もりサービスの「タウンライフ家づくり」のように、簡単に複数業者に提案をしてもらえる無料サービスがあります。

積水ハウスを含む大手ハウスメーカーから、地域密着型の工務店まで1190社も登録していますので、幅広い提案を受けることができ、しっかりと比較検討をして業者選びができます。さらには複数の提案から良かったアイデアを採用することで、より良い家づくりに繋げられます。

満足できる注文住宅を建てたいのであれば、最初から積水ハウスに決めるのではなく、時間をかけて複数の提案を比較検討し、後悔のない家づくりを目指しましょう。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

十分な予算を確保できるのであれば、積水ハウスのシャーウッドは機能性が高く、デザインにも優れており、さらには自由設計で理想の家を建てられるという、とても魅力的な注文住宅になります。ただし、建物総額で4,000万円前後になるという問題があります。

土地の取得費用を加えると5,000万円以上の住宅ローンが必要になるケースもあり、さらには将来的なメンテナンスやリフォームのための費用も貯めておく必要があります。出費を避けるために低グレードの設備にすると満足度が下がり後悔するため、やはり潤沢な予算が欲しいところです。

反対に使いもしないオプションをつけて後悔することもありますので、まずは積水ハウス以外のハウスメーカーや工務店にも提案してもらい、自分の家に何が必要で何が必要ないのかを比較検討しつつ明確にし、その上で積水ハウスに依頼しましょう。

もちろん、積水ハウスよりも魅力的な提案をしてもらえれば、そちらへ乗り換えても構いません。大事なのは無理な返済にしないということで、きちんと自分の収入に見合ったハウスメーカーや工務店を選びましょう。もちろん予算が十分にあるなら、積水ハウスのシャーウッドもおすすめです。