一条工務店をやめてよかった?5つの理由!実際に建て人の選んだ理由も詳しく解説

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一条工務店は「工務店」となっていますが、全国500ヶ所以上に拠点がある大手ハウスメーカーのひとつです。木造軸組工法や2×6工法による注文住宅を得意とし、自社オリジナルの設備を開発するなど、高性能な家をリーズナブルに建てられることで人気があります。

ところが実際に打ち合わせをすると、要望を受け入れてもらえなかったり、暮らし始めると細かな部分でストレスを感じたりして「後悔した」という声も少なくありません。そこで、ここでは一条工務店で注文住宅を建てたときに後悔した理由と、そうならないためのコツについて解説していきます。

一条工務店の魅力やメリット

一条工務店の基本コンセプトは「家は、性能」です。住宅性能にこだわり、他社にはないトップクラスの性能をリーズナブルな価格で提供するというのが一条工務店の強みであり、魅力でもあります。

性能にこだわっているのは、一条工務店が誕生した時期が影響しています。一条工務店は1978年に静岡県浜松市に設立していますが、当時は東海地震のリスクが注目され始め、浜松市は予想される震源地からも近かったことからも、必然的に耐震性の高い家づくりを求められました。

この耐震性について大学や研究機関と連携して実験を重ね、さらには他の性能に対しても数値計算だけでなく「実物を使って実験を行う」ことを繰り返し、他社にはない本物の高性能な注文住宅を実現しています。

もちろん高性能なだけで価格が高くては購入に至りません。一方で安くして性能を下げるということは一条工務店の理念に反するので行いません。このため、一条工務店ではハイスペックでも購入しやすい価格を目指しています。

坪単価は一条工務店よりも安いハウスメーカーはいくつもありますが、同程度の性能を持たせて比較した場合、多くのケースで一条工務店のほうが安くなります。

性能では妥協しないため、時には依頼者の要望を断ることもあるほどですが、それでもCMなどの宣伝広告をほとんど行っていないにも関わらず、年間1万件以上も注文住宅を建てています。その実績こそが一条工務店最大の魅力になります。

一条工務店を選んだ理由

一条工務店で注文住宅を建てると決めた人は、やはりそのハイスペックがもたらす暮らしやすさを期待しています。ただし、後悔した人はその期待に反することがあって、その点に不満を感じているわけです。そこで、ここでは実際に家を建てた人が、一条工務店のどこにメリットを感じて選んだのか、その理由についてご紹介していきます。

  • 気密性や断熱性が優れている
  • 耐震性が高くて安心して暮らせる
  • 全館床暖房で家全体が温かい
  • 太陽光発電システムを初期支出0円で搭載できる
  • モデルハウスでチェックできる

実際に一条工務店で注文住宅を建てた人の多くが、やはり基本となる機能性の高さで選んでいます。断熱性や気密性が高いため外気温の影響を受けにくく、冷暖房の費用を抑えることができます。気密性の高さは、湿気や花粉、騒音などもシャットアウトしてくれます。

すでにご紹介しましたように、設立当初から耐震性の高さを求められており、研究開発によって独自のツインモノコック構造を作り出しています。これにより耐震等級は最高等級3を実現しており、安心して暮らせることも一条工務店が選ばれている理由のひとつです。

具体的な性能としては、全館床暖房に全モデルで対応していることや、屋根一体型の太陽光パネルにより大容量発電が可能となっている点なども高く評価されています。太陽光発電システムに関しては初期支出0円で搭載でき、災害時のライフラインに必要性からも、一条工務店で注文住宅を建てる人の多くが導入しています。

これらの性能をモデルハウスで確認できるのも一条工務店の強みです。他社のモデルハウスのようにフルオプションの建物ではなく、ほぼ標準仕様になっているため、モデルハウスのイメージそのままに家を建てられるという安心感があります。

一条工務店の注文住宅で後悔した5つの理由

ここまでの説明からすると、一条工務店の注文住宅で家を建てて不満を感じるポイントなんてなさそうですが、実際には後悔している人もいます。その中でも特に気をつけたい5つの理由があります。

  • 見積もりから数百万円オーバーして返済が大変
  • 自社製品の使い勝手とデザインがいまいち
  • 標準トイレの水流が弱い
  • ハニカムシェードを電動にしなかった
  • 子どもが成長し部屋が狭くなってきたときに増築が難しい

それぞれの理由について、なぜ後悔することになったのか見ていきましょう。

見積もりから数百万円オーバーして返済が大変

一条工務店で契約した人からよく聞くのが

口コミ

見積金額よりも300万円は多めに用意しておいたほうがいい

契約をするときの見積もりでは、まだ未確定な部分が多く残されており、そこからオプションを追加していくことで予定よりも数百万円高くなります。

例えば一条工務店では網戸がオプションになっています。これは気密性が高く「窓を開けない」ライフスタイルを標準としているためで、部屋に風を取り込みたいと考えている場合には、網戸が必要になり追加費用が発生します。

このようにオプションの追加、仕様変更などによって数百万円のオーバーがあり

建てた人
建てた人

これなら他社で建てたほうが良かった」

と後悔するわけです。後悔だけならまだいいのですが、現実問題としてローンの返済があり、その額が膨れ上がって、せっかくの新居なのに節約生活を強いられるケースもあります。

自社製品の使い勝手とデザインがいまいち

一条工務店は高性能でありながらもリーズナブルという強みがありますが、これを実現しているのが自社製品の設備です。例えばキッチンや収納、窓などを自社グループで開発設計しているのですが、これらの使い勝手が悪いという声があります。

機能性に重点が置かれているため、コンセプトの説明だけを聞くといずれの製品も便利に感じますが、実際に使ってみると「なぜこうなった?」と疑問を感じるケースが多く、「一条工務店 使いづらい」で検索すると、不満の声がいくつも見つかります。

また、デザインはシンプルではあるものの高級感はなく、他社のハイグレードなキッチンや収納と比較するとどうしても見劣りします。他社のように選択肢が豊富でなく、デザインにこだわる場合にはある程度の妥協が必要になります。

全体的に安っぽくなりやすく、新居なのに心躍らず満足できないというケースも多々あります。そういう意味では、見た目のグレードにもこだわるのであれば、一条工務店の注文住宅はあまりおすすめできません。

標準トイレの水流が弱い

標準仕様が高機能というのが一条工務店の魅力ということで、トイレを標準仕様にしたら水流が弱くてきちんと流れなくて困ったというケースがあります。トイレは一条工務店の自社製品ではなくTOTOの便器が標準ですが、通常よりも長くレバーを回しておく必要があり、毎日のことなので不便に感じているとのこと。

オプションのトイレを選ぶことで問題を回避できますが、それだけ価格が上がってしまいます。もちろん後からリフォームすることも可能ですので、取り返しがつかない後悔ではありませんが、やはり家を建てるときにきちんと使い勝手の良いものを選んできたいところです。

また、トイレに関しては「レイアウトがおかしい」という声もいくつか挙がっています。左右バランスがズレていたり、壁付きのはずが空間が空いていたりと、満足度が下がりやすい傾向にあります。

一条工務店で注文住宅を建てるときに、トイレは打ち合わせでも軽視されがちな場所でもありますので、担当者や設計者に任せっきりにするのではなく、十分な水流があるのか、レイアウトに問題がないのかをしっかりとチェックする必要があります。

ハニカムシェードを電動にしなかった

i-smartや i-cubeといったモデルでは断熱効果のあるハニカムシェードと呼ばれるロールスクリーンが標準で備わっています。家の断熱性を上げてくれるアイテムですが、問題はその重さにあります。1ヶ所くらいなら問題ありませんが、家の窓が幾つもある場合には、手動のハニカムシェードは面倒になって開けっ放し、もしくは閉めっぱなしになります。

さらにはレールからも外れやすいという口コミも多く、断熱性という機能性は良くても品質を考えると、煩わしいだけという声もありました。これを回避するには電動のハニカムシェードを選ぶ必要がありますが、もちろん電動のはハニカムシェードは高額です。

また電動のハニカムシェードは壊れると開閉できなくなりますので、すぐに修理もしくは交換が必要になります。一条工務店の担当者はハニカムシェードのメリットについては説明してくれますが、このようなトラブルについては自主的には話してくれないので注意してください。

子どもが成長し部屋が狭くなってきたときに増改築が難しい

一条工務店は断熱性や気密性を重視して家を建てているため、子どもが大きくなって部屋の増改築をしようと思っても「できない」と断られてしまいます。すべてのケースで増改築NGというわけではありませんが、かなり難しいというのが現実です。このため、将来のことも考えた間取りにしておく必要があります。

とはいえ、実際には子どもは2人の予定だったけど、3人目が生まれるということもありますし、親の介護が必要になり、親と一緒に暮らすことになることもあります。そういった想定外のことが起きた場合に、増改築ができなくて後悔するケースがあります。

これから一条工務店で注文住宅を建てるという人は、将来のこともきちんと頭に入れておき、増改築が必要ない間取りで設計してもらいましょう。

契約をするときの見積もりでは、まだ未確定な部分が多く残されており、そこからオプションを追加していくことで予定よりも数百万円高くなります。

例えば一条工務店では網戸がオプションになっています。これは気密性が高く「窓を開けない」ライフスタイルを標準としているためで、部屋に風を取り込みたいと考えている場合には、網戸が必要になり追加費用が発生します。

このようにオプションの追加、仕様変更などによって数百万円のオーバーがあり「これなら他社で建てたほうが良かった」と後悔するわけです。後悔だけならまだいいのですが、現実問題としてローンの返済があり、その額が膨れ上がって、せっかくの新居なのに節約生活を強いられるケースもあります。

比較検討をして後悔しない家づくり

一条工務店で注文住宅を建てて後悔した人に共通しているのが、家を建てると決めたときに他社との比較をせずに、最初から一条工務店に決めていたということです。

年間1万件の実績があり、さらには機能性も高く、価格もリーズナブルということで即決した結果、暮らし始めて後悔するということが珍しくありません。

注文住宅を建てるときに重要なのは他社との比較です。料金だけでなく、提案してくれる間取りや担当者の対応力など、総合的に判断してベストだと感じたハウスメーカーに依頼するのが、後悔しない家づくりの基本になります。

でも、いくつものハウスメーカーに個別相談するのは手間も時間もかかります。そこでおすすめなのが間取り一括見積もりサービスの「タウンライフ家づくり」です。このサービスを使うと、自分の希望にもとづいた間取りプランを無料で作成してもらえ、さらには複数のハウスメーカーから提案してもらえるため、比較検討できます。

現在全国1190社以上が登録しており、大手だけでなく地域密着型の工務店も含めて依頼できます。一条工務店で建てたいけど、後悔しないか不安という人も、「タウンライフ家づくり」を使って他社の提案をしてもらうことで、違った視点で一条工務店に依頼すべきかどうかの判断ができるようになります。

後悔しないためには比較検討は必須ですので、このような無料サービスを上手に活用して、満足できるマイホームを建てましょう。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

一条工務店は高機能な注文住宅を手頃な価格で購入できます。断熱性に優れているので、冷暖房効率が良く、気密性が高いので湿気や花粉なども家の中に入ってきません。耐震性も高く安心して暮らすことができるといったように、魅力的な家を提供してくれます。

ただし、自社製品を採用しているのもあってどことなく安っぽさがあり、見た目にこだわりたい人は建ててから後悔しやすいというデメリットもあります。さらにオプションを追加することで見積もりから数百万円もアップして、リーズナブルさが失われるケースもあります。

増改築が難しく、計画段階で将来のことも考えた間取りにしておく必要がありますが、初めて家を建てるという場合には、知識も乏しく提示されたものが良いのか悪いのかの判断もできませんよね。そういうときには他社の提案と比較して検討するのが理想です。

最初から一条工務店だけに絞るのではなく、「タウンライフ家づくり」のような間取り一括見積もりサービスを活用して、いくつかのハウスメーカーに提案してもらいましょう。そのうえで、最適な提案をしてくれたハウスメーカーに依頼して、満足できる家づくりを目指しましょう。