ダイケンホームの坪単価47万~54万円!価格・口コミ評判を宅建士が解説

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宮城県石巻市にある(株)ダイケンホームは、創業40数年になるハウスメーカーです。大工10名を含む総従業員数は16名と小規模ですが、地元に根差した丁寧な仕事で信頼されています。

ダイケンホームの2つの建築プランは、付帯工事(基屋外給排水工事)を含んだ坪単価でとても分かりやすい建築費用です。自社在籍の設計士で設計を行っているため、設計費用のコストを抑えています。

小規模ながら、低価格で良質な住宅を建ててくれます。

ダイケンホームの坪単価

ダイケンホームの平均坪単価は約47~54万円です。この坪単価はダイケンホームの建売住宅の価格を土地の平均坪単価を引いた金額で割り出した値です。

ダイケンホームと同じ地域で施工する他のハウスメーカーの平均坪単価は以下のようになっています。

 坪単価
東北YKホーム約50~62万円
あすなろ工房約60~63万円
USKO(ウスコ)約58~70万円
コペルハウス約45~60万円
素地家(ソジエ)約37.7~54万円

これらと比較するとダイケンホームの坪単価約47~54万円は、安いといえるでしょう。

ローコストハウスメーカー12選の坪単価はこちら!!

ダイケンホーム性能・標準設備

ダイケンホームは、2つの商品でそれぞれの特徴を分けられています。建てる住宅の設備はどちらかになりますので、他のハウスメーカーのように仕様別で同じプラン内でも坪単価が変化するといったことがありません。

自社に設計士が在籍しているため、お客様との打ち合わせ後に設計図をすぐに作成、訂正が可能です。

外注として設計費用が余分にかかることがないので、費用を安く抑えることができます。

注文住宅の設計費用は、建築費用の2~5%かかるといわれていますから、その分を住宅設備や外構費用などに充てることができます。

ダイケンホームの家は、日本古来よりある在来木造工法で建てられます。

在来木造工法とは、柱と梁によって建物を支える工法のことです。土台の上に柱と梁を建て、まず屋根を張り上げてから内装などの工事に取り掛かります。雨の多い日本に最も適しているといわれています。

また、柱と梁が基本構造なので、要望を取り入れた自由な間取りを造ることができます。

近年は柱、梁などの接合部分の加工は「プレカット工法」による加工が主流ですが、ダイケンホームでは昔ながらの大工による「手刻み工法」で一本一本丁寧に作り上げます。

ダイケンホームの商品別の特徴と坪単価

ダイケンホームの商品別の特徴は2つのプランになります。全ての仕様が含まれているため、ほかにかかる費用はありません。そのため、シンプルでわかりやすい料金形態となっています。

安くていい家

転用:ダイケンホーム公式サイト

オール3.5寸角(105㎝角)を使用しています。樹脂サッシ+Low-E複層ガラスを採用し、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

Low-E複層ガラスはガラスにコーティングしたLow-E膜で熱を吸収反射することで放射熱をできるだけ低く抑え、夏の暑さや冬の暖房効率を高める効果のあるガラスです。

システムキッチンには、IHクッキングヒーター、給湯機にはエコキュートを使用して光熱費を安く抑える工夫をしています。水回りはタカラスタンダード、トイレにはTOTOを採用しています。

「安くていい家」の平均坪単価は、ホームページに記載はありません。

大建の家

転用:ダイケンホーム公式サイト

オール4寸角(120㎝角)を使用しています。外壁には防火・耐久・断熱・防災性に優れた耐力壁(垂直方向と水平方向からの力に抵抗して建物を支える壁のこと)として高気密・高断熱性に優れている旭化成のヘーベルパワーボードを採用しています。

さらに通常のグラスウール10Kよりも1.5倍の断熱効果を保持するアクアフォームを吹き付けています。内部結露の起きにくい耐久性に優れた断熱材で、二重に高断熱・高気密な住宅を造ることができます。

窓回りは高断熱樹脂サッシで、遮熱と断熱とデザイン性を両立した優れたハイクォリティな住まいを実現可能にしています。

「大建の家」の平均坪単価は、ホームページに記載はありません。

ダイケンホームの施工実例

平屋

参照:ダイケンホーム

間取りは水回りをまとめて家事動線を意識

参照:ダイケンホーム

シューズクローク、パントリーの収納力

参照:ダイケンホーム

ダイケンホームの口コミ評判

ダイケンホームのキャンペーン詳細

ダイケンホームでのお得なキャンペーンは、公式ホームページでの記載は見当たりません。お得なキャンペーンがあるかは、担当営業の方に伺ってみると良いでしょう。

ダイケンホーム展示場はこちら

ダイケンホームのメンテナンス費用はいくら?

ダイケンホームのメンテナンス費用については、公式ホームページに記載がありません。そのため、実際に建てる前には営業さんや会社側に確認し、メンテナンス事項に関して、確認を取ると良いでしょう。

ダイケンホームのメリット・デメリット

ダイケンホームは、地元に根差した密着型ともいえるハウスメーカーです。

そのため、大手ハウスメーカーのような住宅構造や機能などの詳細な情報の記載がありません。比較検討する情報が少ないため、現地に赴いて色々と情報を集める必要があります。

限られた情報の中で、メリット・デメリットを考察してみました。

ダイケンホームのメリット

編集部
編集部

創業40数年!地元に根差した信頼されるハウスメーカーハウスメーカー

創業40数年来、施工実績を重ねてきたということで、信頼のおけるハウスメーカーといえます。

編集部
編集部

明朗なわかりやすい料金形態

「安くていい家」「大建の家」という2つのプランは、それぞれの特徴を出しています。余分な追加費用が発生しない料金形態は、様々な費用を計上しなければ最終的な坪単価が出てこない一般的なハウスメーカーと異なり、とてもわかりやすい料金システムです。

編集部
編集部

少数精鋭、昔ながらの伝統工法を守る工務店

従業員数が16名、そのうち大工が10名在籍しています。昔ながらの手刻み加工で造られる住宅は、現在ではお目にかかれない貴重なものといえるでしょう。

ダイケンホームのデメリット

編集部
編集部

住宅の機能についての情報が少なく他との比較材料が少ない

住宅設備の仕様や機器の説明はありますが、耐震や耐久性についての記載がなく、比較するには材料が少ないと感じます。

編集部
編集部

保証やアフターメンテナンスなどの表示がない

他メーカーでの記載が多い保証やアフターメンテナンスなどの記載が載っていないため、比較検討がしにくい印象を受けます。

編集部
編集部

小規模形態のため、施工できる地域が少ない

地元に密着した工務店のため、施工可能地域は限定されてしまいます。逆に、対象地域ではきめ細やかな対応をしてもらえる可能性はあります。

ダイケンホームがおすすめなのはこんな人

ダイケンホームをおすすめできる方は、石巻市に在住もしくは移住予定の方。そして、在来木造工法で住宅を建てたいと考えている人です。

ダイケンホームは、昔ながらの日本家屋が得意ですが、間取りを自由に決められる木造軸組み工法ならば、洋風の家にも対応しています。

複雑な仕様などによって見積りの計算が読めないのが嫌だと感じる方は、ダイケンホームのシンプルな2つのプランはおすすめです。

ダイケンホームのモデルハウスは、実際に2つのプランで建てたものです。気になった方は実際に足を運んで確認してみるのもよいでしょう。