日本ハウスHDの坪単価55万~100万円!本体価格・口コミ評判を宅建士が徹底検証

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日本ハウスHDは孫の代まで暮らせる100年住宅を掲げ、日本の伝統を活かした家づくりが高く評価されているハウスメーカーです。選りすぐった檜だけを使用しつつも、モダンなデザインにも対応しており、幅広い層から支持を得ています。

ただしSNSなどで情報を集めようとしても投資関係の情報が多く、真偽の程がわからない投稿もあり、どれが本当の評判がわかりません。そこで、ここでは投稿されている口コミや評判の中から信憑性の高いものをご紹介し、さらにどんな人に向いているのかを徹底解説していきます。

日本ハウスHDの坪単価

日本ハウスHDは2015年に東日本ハウスから社名変更したハウスメーカーで、檜にこだわった家づくりを行っています。坪単価は55万~100万円で注文住宅としては標準的な価格帯ということもあり、幅広い層が家を建てるときの選択肢のひとつとしています。そんな日本ハウスHDの特長が下記になります。

  • 最高峰の建築素材「檜」にこだわった家づくり
  • エネルギーの自給自足
  • 最長60年の長期保証制度

それぞれの特長を詳しく見ていきましょう。

最高峰の建築素材「檜」にこだわった家づくり

転用:日本ハウスHD展示場

日本ハウスHDの注文住宅は、最高峰の建築素材である檜を使って家づくりをしています。日本伝統の木造軸組工法をベースに独自開発した最新技術を組み合せて、地震に強いだけでなく、100年以上暮らせる長寿命の家を実現しています。

檜は伐採後200〜300年が最も強度が増すので、家を建てたときよりも建てた後のほうが柱の強度がアップします。さらに檜は自律神経を安定させる効果もあり、檜の家で暮らすだけでリラックスできるといった効果も期待できます。

そのような檜に対して強度を高めるための加工を施し、柱だけでなく天井や床、腰壁などに惜しみなく使用しているので、家のどこにいても檜を感じてリラックスできるといった特長があります。

エネルギーの自給自足

日本ハウスHDは日本で初めて本格的な太陽光発電システムを開発したハウスメーカーで、ほとんどの注文住宅で太陽光発電システムを導入できます。これだけでなく、作り出したエネルギーを無駄にしないために、下記のような省エネ対策を行っています。

  • 高断熱と高気密で建物そのものの冷暖房効率をアップ
  • 冷暖房、LED照明、高効率給湯器、HEMSなどの省エネ設備を導入

自分でエネルギーを作り出し、そのエネルギーを無駄なく使えるようにしたことで、エネルギーの自給自足(ZEH)を実現しています。これにより電気代が0円となり、ランニングコストを大幅に減らすことができるのが、日本ハウスの魅力のひとつとなっています。

最長60年の長期保証制度

日本ハウスHDが檜にこだわっているのは、家の寿命を長くしたいためです。日本の住宅は30年で寿命を迎えると言われていますが、檜で建てた家はメンテナンス次第で何百年も暮らし続けることができます。実際に奈良の法隆寺を大修理する際、1300年前の檜を全体の65%で再利用したという実績があります。

長寿命に自信があるからこそ、日本ハウスHDの注文住宅は最長60年の長期保証を受けられます。しかも保証だけでなく、引き渡しから5年目までは年2回、6年目以降は年1回の訪問(ホームドクターサービス)があり、きちんと家の状態を確認してもらえます。

60年暮らせるということは、家を建て替える必要がないということでもあり、坪単価は標準的でも一般的な注文住宅の倍の期間暮らせるので、トータルでは寿命の短いローコスト住宅よりも出費を抑えられるといった魅力もあります。

日本ハウスHDの口コミ評判

それでは、実際に日本ハウスHDで家を建てた人が、どのような評価をしているのか、評判や口コミを見ていきましょう。

口コミサイト評価点数
みん評 2.75点
e戸建 4.2点
Google 3.3点
総合評価 3.42点

みん評

瓦屋根・外壁タイルにすることで、メンテナンス費用が一番安かったので、ライフサイクルコストを考えると日本ハウスはコスパが良いと思いました。

保証期間も35年~最長60年とハウスメーカートップクラスなので安心だと思いました。

最高峰の建築材の国産ひのきから厳選したものを使用している点も安心だと感じました。
ひのき無垢フローリングは、とても肌触りが良く大満足です。

みん評

みん評

みん評

みん評

ツイッター(X)

e戸建

e戸建

上棟も終わり今のところは不満は無いですね!
大工さんの仕事も丁寧で安心出来てます。
図面の変更も嫌な顔せずにしてくれます。

e戸建

e戸建

e戸建

オリコン

日本ハウスHDの2024年オリコン総合ランキングは23位で、他のハウスメーカーと比べると満足度がそれほど高くないという結果になっています。実際に建てた人の評判がどのようになっているのか、詳しく見ていきましょう。

良い点
  • 無垢材を使用していて木のいい香りがする
  • 提案を汲んでくれて理想に近い形になった
  • 窓口が一本化されていて情報共有もしっかりしている
  • プラン説明が丁寧で、施工から引き渡しまでスムーズ
悪い点
  • とくになし

檜を使っている点が高く評価され、檜の香りや優しさを「良かった」とする声がありました。さらに要望をしっかりと聞き入れてくれて、さらにプランの説明が丁寧だったという点も満足度を高める要因になっています。

日本ハウスHDの間取り成功実例

立地を活かしたおしゃれ住まい

家族構成夫婦2人
延床面積185.50㎡(56.11坪)

ロフトのある平屋

転用:日本ハウスHD

家族構成夫婦2人・子供2人
延床面積101.00㎡(30.55坪)

自然と音楽と暮らす家

家族構成夫婦2人・子供1人
延床面積111.60㎡(33.76坪)

日本ハウスHDのメリット・デメリット

檜にこだわった高品質な家づくりをしている日本ハウスHDですが、まだまだその特長を伝えきれていません。そこでここでは、メリットと気になる点という視点で、日本ハウスHDの特長を深堀りしていきます。

日本ハウスHDのメリット

それではまず日本ハウスHDのメリットを見ていきましょう。長く暮らせるだけでなく、どのような魅力があるのか詳しく解説していきます。

岩井佑樹
岩井佑樹

直営工事・窓口一貫システムで安心

ハウスメーカーによっては相談・設計・引き渡しなど、パートごとに担当者が変わることもありますが、日本ハウスHDでは相談から引き渡しまで、一貫して同じ営業担当が窓口になります。さらに打ち合わせの記録は複写便箋にして共有し、家づくりでありがちな「言った、言わない」のトラブルが起きないよう配慮しています。

また、日本ハウスHDでは専属の棟梁・職人が家づくりを手掛けており、依頼者と営業担当、棟梁の3人が近い距離でコミュニケーションを取れるので、それぞれの思いを共有しやすく、気持ちのこもった家づくりになります。

下請け方式や代理店方式のハウスメーカーとは違い、日本ハウスHDの管轄で責任を持って家を建ててもらえるので、安心して見守ることができるのが最大のメリットになります。

岩井佑樹
岩井佑樹

冷暖房もしくはセントラルヒーティングが標準装備で快適

日本ハウスHDの注文住宅は高気密・高断熱で、冷暖房効率に優れているので電気代を抑えることができます。その冷暖房ですが、家を建てるエリアに合わせて、冷暖房設備もしくはセントラルヒーティングを標準装備しています。

北海道や東北、北陸といった冬の寒さが厳しくヒートショックが起こりやすいエリアにはセントラルヒーティングが標準装備、その他のエリアでは高効率エアコンが標準装備されているので、オプションで追加料金を支払う必要がありません。

もちろんそれらの冷暖房設備の効果が最大になる間取りを提案してくれるので、家のどこにいても、快適さを感じながら毎日の生活を送ることができます。

岩井佑樹
岩井佑樹

檜の効果で健康に暮らせる

すでにお伝えしましたように、檜にはリラクゼーション効果があります。ただ、その効果や作用はそれだけでなく、下記のような効果や作用を期待できます。

  • リラクゼーション効果
  • 防虫・殺菌作用
  • 調湿効果

檜には強い防虫効果や殺菌効果があり、建ててからしばらくは蚊が寄ってこなくなり、さらには殺菌効果によって風邪をひきにくくなるといった言い伝えがあります。それだけでなく、調湿効果があるので、家の中の湿度をいつでも最適な状態に保ってくれます。

もちろんリラクゼーション効果も強く、いつも穏やかな気持ちで過ごせるので、家族の会話も弾むといった作用も期待できます。檜の効果で心身ともに健やかになれる。日本ハウスHDの注文住宅にはそんな魅力があります。

日本ハウスHDのデメリット

日本ハウスHDにはメリットだけでなく気になる点もありますので、契約してから後悔しないように、どのような気になる点があるのかを把握しておきましょう。

岩井佑樹
岩井佑樹

仮契約で申込金100万円が必要になる

注文住宅で家を建てるときには、どのハウスメーカーでも仮契約の段階で申込金が必要になります。その申込金の相場は5万〜10万円ですが、日本ハウスHDの場合には100万円必要になります。本体価格に使われるので損をすることはないのですが、住宅ローン審査前ですので、自分で100万円を用意する必要があります。

仮契約を解約したら、必要経費を差し引いて返金されるとはいえ、どれくらい戻ってくるかは日本ハウスHD次第というところもあり、申込金が気になって「やっぱり止めておきます」と切り出しにくいという気になる点もあります。

人によっては、この申込金の100万円が日本ハウスHDを利用する上で、最大のネックになるかもしれません。

岩井佑樹
岩井佑樹

家を建てた後のサポート体制が整っていない

Twitterやオリコンの評判でも触れましたが、日本ハウスHDはアフタフォローのサポート体制が上手く機能していません。仕組みとしては60年保証があり、1年に1回の訪問があるのですが、担当者が変わった場合などで、それが途切れてしまったという投稿がいくつもあります。

すべての人に起きていることではなく、実際に家を建てた人のほとんどが問題なくサポートしてもらえていますが、他社のアフタフォローと比べると「建てた後のサポートがしっかりしていない」という声が目立ちます。

この部分が心配だという人は、相談をするときに確認しておくといいでしょう。また、担当者が変わったあとに定期点検の連絡が途絶えた場合には、自分から日本ハウスHDに連絡して、サポート体制の再構築をお願いしましょう。

岩井佑樹
岩井佑樹

担当者次第で満足度が変わる

日本ハウスHDは窓口一貫システムを採用していますので、伝え漏れというようなミスが起きにくい反面、家づくりの満足度が担当者の器量によって大きく変わります。経験豊かなベテラン担当者であれば様々な提案をしてくれますが、新人の場合はそこまで対応できません。

担当者は自分で選べませんので、ここは運次第というところがありますが、数千万円の買い物をするのに、担当者によってできあがる家の快適さが違うのでは困ります。仮契約をするまでの段階で、本当にこの担当者でいいのか、しっかりと見極めましょう。

どうしても任せるのが不安だという場合には担当者を変えてもらうか、もしくは別のハウスメーカーへの切り替えも検討しましょう。

日本ハウスHDはどんな人に向いている?

ここまでの説明で、日本ハウスHDの特長や魅力についてしっかりと把握できたかと思います。それらを踏まえて、日本ハウスHDがどのような人に適しているかを見ていきましょう。

  • 木の温もりを感じられる家で暮らしたい人
  • 子どもの健康に配慮した家を建てたい人
  • 建てた家で一生暮らしたい人
  • 自分から意見や要望をどんどん伝えられる人
注目

日本ハウスHDの魅力はやはり、檜で作られていることにあります。高品質の檜を惜しみなく使っているハウスメーカーは少なく、木の温もりを感じたいという人には数少ない選択肢のひとつとなります。

また檜は心も体も健やかにしてくれるので、これから子育てをするという世帯にも最適です。ユニバーサルデザインで安全性も高く、子どもが走り回ってもケガをしにくいといった魅力もあり、自分が高齢者になってからも安心して長く暮らせます。

ただし担当者によっては提案力が弱く、待ちの姿勢ですと満足度の高い間取りに仕上がらない可能性があります。自分でも住まいに関する知識をつけて、積極的に意見や要望を伝えていくようにしましょう。

「タウンライフ家づくり」で比較検討しながら決めよう

日本ハウスHDで満足度の高い家づくりをするには、自ら知識をつける必要があるとお伝えしましたが、初めて家を建てるという人は、何から始めていいかわかりませんよね。そこで、まずは「タウンライフ家づくり」を使って間取りプランを集めることから始めましょう。

「タウンライフ家づくり」は簡単な情報入力をするだけで、日本ハウスHDを含めた複数のハウスメーカーや工務店から間取りの提案を受けられます。それらのプランを比較検討することで、自分が理想とする暮らしや間取りが明確になっていきます。

いきなり日本ハウスHDだけに絞ってしまうと、提案された間取りの良し悪しを判断できず、暮らし始めてから後悔することになります。まずは多くの間取りをチェックして、理想の間取りが見えてきたら、それを日本ハウスHDの提案に落とし込みましょう。

もちろん、日本ハウスHD以上に魅力的な提案をしてくる業者があれば、そちらに乗り換えてもOKです。間取りだけでなく価格や設備も含めて比較して、最も優れた提案をしてくれたハウスメーカーや工務店と家づくりを進めていきましょう。

タウンライフを使ってみた感想

まとめ

日本ハウスHDは東日本ハウス時代から合わせて11度のグッドデザイン賞を受賞しており、シンプルで無駄のない美しい注文住宅としても定評があります。住宅性能も優れており、メンテナンス次第では60年どころか100年以上暮らし続けられます。

ただし、オリコンの順位が19位となっていることからも分かりますように、実際に建てた人の評判がそれほど高くありません。その理由としてはアフタフォローのサポート体制が整っていないことと提案力の弱さが考えられます。

それでも住宅性能に優れており、木の温もりを感じられる家を建てたいという人にとっては、とても魅力的なハウスメーカーです。提案力の弱さは自分で住まいについて学び、間取りに関する情報収集することで補えます。

「タウンライフ家づくり」のような便利なサービスを使えば情報収集や間取りの比較検討もスムーズに行えます。いきなり日本ハウスHDに絞って検討をするのではなく、まずは多くの情報を集め、じっくりと時間をかけて比較検討するというスタイルで家づくりを進めていきましょう。